商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
発売年月日 | 2019/07/12 |
JAN | 9784815602772 |
- 書籍
- 文庫
友達の妹が俺にだけウザい(vol.2)
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友達の妹が俺にだけウザい(vol.2)
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前巻ラストで衝撃的な告白をした真白。その流れは2巻になっても変わらず真白はハートマーク全開の遣り取り。だというのに実際に顔を合わせて話せば絶対零度の返答…… これはウザい!彩羽とは別ベクトルのウザさですわ~ そして真白が恋愛脳(ただし態度は冷淡)になった影響で「5階同盟」にも様々な影響が…… その状況は明照を大いに困惑させる。真白から妙な迫り方をされ、彩羽は突如の清楚モード突入、更に演劇部へ助っ人参加。これらは人間関係の問題も含むだけに効率厨の明照には解決が難しい事態。それだけに明照は一時的にラブコメ主人公のような振る舞いを見せてしまうのが面白いね あのような状況なら色恋にうつつを抜かすのは正しい反応のような気もするけど、「5階同盟」の面々が持つ才能を最大限発揮できる環境を作ると誓った明照にとって忌避しなければならない状態 それは才能を活かせない環境にいて、同時に明照に想いを寄せている彩羽にとっては悔しいけど嬉しくもあって、というのは何とも難しいね。明照が「5階同盟」に尽くしている間は恋愛的な意味で相手にされないが、仕事のパートナーとして一緒に居られる。でも満たされるわけじゃないからウザ絡みしてしまう、と。 ラブコメ主人公のようになるまいと明照は恋愛感情を封じたはずなのに、結局はラブコメ主人公のような立ち位置に戻ってしまう構造は面白い そんな中で真白は意外な動きをした印象 読者から見れば明照、彩羽、真白の三角関係は第1巻の時点では大きく動きそうになかった。それが真白の告白によって揺らいだ。しかし、明照は自分の感情による判断ではなくラブコメ空間を封じるために真白の告白を断ろうとする。 ここまでは予想範囲内の展開。だからこそ、真白が明照に断りの返事をさせなかった展開は驚き。三角関係の中で先んじて告白を行い、その上で断らせなかった。短い間に真白は大きな成長を迎えたように思える。 「今はこれで満足。攻めたから、勝ち」なんて傷つきたくないと籠もっていた少女が言える台詞じゃないよ そういった人間関係の進展が幾つも見られただけに後半の演劇部を手伝う流れにイマイチ乗れなかったのは残念… 少しずつ見えてきた彩羽の家庭環境。ここで彩羽が顔出しで舞台に立ったことはやはり何かしらの騒動を「5階同盟」に齎すんだろうか?そしてラストの結婚要求…… 明照は効率重視で自身のラブコメ展開を回避しようとしているけど、やはりその鈍感さがラブコメ展開を呼び寄せているような気がするよ?
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