商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/06/26 |
JAN | 9784309290294 |
- 書籍
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盤上のフロンティア
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盤上のフロンティア
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京都大学文学部名誉教授でもある、詰将棋作家の若島正氏による作品集。 何というか、もう意味分からんぐらい凄すぎる。帯に「最高の詰将棋作家、驚きの新境地」とあるが、まさにその通り。前作『盤上のファンタジア』は、少ない使用駒と、難解かつ切れ味鋭い鮮やかな手順、そして泉のように湧き出...
京都大学文学部名誉教授でもある、詰将棋作家の若島正氏による作品集。 何というか、もう意味分からんぐらい凄すぎる。帯に「最高の詰将棋作家、驚きの新境地」とあるが、まさにその通り。前作『盤上のファンタジア』は、少ない使用駒と、難解かつ切れ味鋭い鮮やかな手順、そして泉のように湧き出てくる合駒が特徴だったと思う。今作は、そこから趣がガラッと変わり、鮮やかな手順はそのままに、理論重視のどっしりとした中編構想作が中心となっている。 作品自体の素晴らしさは改めて言うまでもないが、各作品に対して読み応えのある詳細な解説がついていて、とてもありがたい。詰将棋解答選手権チャンピオン戦(藤井二冠が5連覇しているやつ)で出題された作品がバンバン出てくるので、僕程度の解図力ではとてもじゃないが太刀打ちできず、特に最後の方は手順を盤に並べて鑑賞するだけになってしまったのだが、それでも十分楽しめた。 「アイデアは、論理的に矛盾していない限り実現できるものだ」という一文が解説にあったが、それはあなただけだろ若島さん!と思いつつ、僕のような五流詰将棋作家にとっては、あの若島さんが仰っているのだからもう少し大胆にチャレンジしてみよう、と非常に励みになるお言葉だった。
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