式神の名は、鬼 キャラ文庫

夜光花(著者), 笠井あゆみ

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2019/06/27
• JAN: 9784199009587

商品レビュー

2022/06/08

▼あらすじ
満月の夜ごと百鬼夜行が訪れ、妖怪に襲われる──その標的は八百比丘尼(やおびくに)の血を引く肉体!?
代々続く陰陽師で、妖怪に付き纏われる人生に膿んでいた櫂(かい)。無限の連鎖を断ち切るには、身を守る式神が必要だ──。そこで目を付けたのは、数百年間封印されていた最強の人喰い鬼・羅刹(らせつ)!!
「今すぐお前を犯して喰ってしまいたい」
解放した代わりに妖怪除けにするはずが、簡単には使役できなくて…!?

＊＊＊

ストーリーの完全度：非常に高い
トーン：シリアス・コミカル
エロ度：普通
萌え度：高い
総合評価：★4.8

めっっっ……ちゃ面白かったです！何でもっと早くに読まなかったんだろうって後悔するレベルでした！(T▽T)
まず、ストーリーが面白かったです。単調な部分がどこにもないので次に何が起こるのか分からないワクワク感が常にあり、最後まで非常に楽しく読む事が出来ました。

それにキャラクターも良かったです。金にがめつく、行動や言動にあまり善人っぽさを感じられない陰陽師の櫂と、櫂に封印を解かれた鬼の羅刹。特にこの羅刹が良いキャラしてるんですよね〜(笑)
封印される前は悪行を重ねていた鬼なだけあって櫂の言う事全然聞かないし、あまつさえ櫂の友人達を本気で殺そうとしたりするんです。櫂がボディガードに選んだだけあって力は強いんですけど、その分自己主張が激しく非常に扱いづらいキャラクターで、仮にも陰陽師であるはずの櫂が羅刹に振り回されまくっているのが見ていて面白かったです(笑)

シリーズものの第1巻なのでまだラブの気配は殆どないですし、櫂の体を蝕む呪いの正体や伊織の魂魄の行方、物語の終盤に登場しためちゃ強の陰陽師の目的など、明らかになっていない謎も多く、次はどんな展開が待ち受けているのか続きを読むのが楽しみでなりません。とにかく早急に続きを買って読みたいと思います！o(^▽^)o

2021/03/02

封印を解かれた鬼×陰陽師

シリーズ1巻目。
鬼を使役する為に無理矢理致す、ぶっ飛んだ陰陽師です。今回は登場人物紹介的な説明が多く、まだまだ序盤だなという感じ。鬼と関係を結ぶけど、甘々なシーンではなく無理矢理でもあり、BL的には物足りないかなー。最後の方は羅刹が執着を見せてきて、おおっ？と思ったけど…。これからですね。2に続く。

2019/07/21

続く…よね？
千年の封印を解かれた鬼×陰陽師。全体的にコミカルで、無理矢理受けに惚れさせる呪詛をかけられているとはいえ、まるで子どものような攻めの独占欲とか可愛すぎて悶える…

安倍晴明の子孫との対峙がこれから気になります…続き楽しみ