商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/06/19 |
JAN | 9784309227771 |
- 書籍
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とてつもない失敗の世界史
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とてつもない失敗の世界史
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
自分の好きな歴史系YouTuberが紹介していたのもあり、読んでみた。人類の脳はあんぽんたんにできている……人類の戦争好きは下手の横好き……刺激的な1冊だったと感じている。
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すべては失敗に向かって行っているのではないかと思うほど。「温故知新」ができればこんなことにならないのに…と思うこと、現代に山積み。
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これはおもしろ本です。「武田鉄矢の朝の三枚下ろし」でこの本の話を聞いて,これは読んでみたいと思って手に取りました。 10章にわたって,人類が起こした「取り返しのつかない失敗」が書かれています。その大いなる失敗そのものもおもしろいのですが,著者の文章表現の仕方がユニークなので,...
これはおもしろ本です。「武田鉄矢の朝の三枚下ろし」でこの本の話を聞いて,これは読んでみたいと思って手に取りました。 10章にわたって,人類が起こした「取り返しのつかない失敗」が書かれています。その大いなる失敗そのものもおもしろいのですが,著者の文章表現の仕方がユニークなので,リズムよく飽きずに読めました。 この辺りのことについて,翻訳した禰冝田亜希さんは,次のように述べています。 何をおいても、とにかく面白い本である。心理学、歴史学、人類学、考古学、科学など、多岐にわたる分野の学術的な流行や思考方法をなにげなく絶妙に混ぜ込んだ内容もさることながら、本書の最大の魅力は、できる限り正確に本書を記そうとする生真面目さに、ときおり皮肉とナンセンスと風変わりなユーモアを交える著者の書きっぷりである。このギャップが独特の面白さをかもし出し、私たちの認知バイアスがどのように失敗にかかわってくるかをつまびらかにしていく過程は、初めから終わりまで読む者を飽きさせない。(本書 p.274) 本当にこの通りです。翻訳もうまいんだと思います。翻訳物は(とくにユニークな表現があるとなおさら),日本語が読みにくい人が多いですから。 そして,こういうユニークさは,単なる読者を飽きさせないでおこうという意図以上のものがあるのではないか,と,禰冝田さんは次のように述べます。 なにやら人類の「失敗の神話」のようで、しまいには袋詰めになる切ない絵が目に浮かぶが(著者は人類が泣いてもいないうちから、鼻先にティシューを突き出すようなキャラである)、こんなふうにユーモアたっぷりに語るのはなぜかと言うと、伝えたいことを伝わりやすく、効果的に伝え、既存の価値観の枠組を超えて、本質的に時代を良くしたい思いがあるからだろう。これは今の時代に最も必要なことではないだろうか。(本書 p.276) なにやら,翻訳者の紹介ばかりになってしまったが,とくにかく,本書は,これまでの人類の大いなる失敗をわたしたちに示し,さらに,今後も同じような失敗(もちろん「できごと」は違うが,本質は同じような失敗)をしてしまうのではないかと危惧を示しています。その最たるものが宇宙ゴミではないか…という指摘に,ドキッとしました。宇宙ゴミで人工衛星などがバラバラになり出すと,GPSも動かなくなる。天気予報もできなくなる。なんかすごい世界になりそうです。 わたしたちの脳は認知バイアスがかかっていて,時折判断をあやまることがある。このことを肝に銘じていたいものです。 わたしだけは大丈夫。今は大丈夫。そんな大袈裟なことは起きない。みんなが言っているから大丈夫だろう。これらは,すべて,危ない!
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