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じじばばのるつぼ
1,430円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/06/19 |
| JAN | 9784103674139 |
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じじばばのるつぼ
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商品レビュー
2.6
22件のお客様レビュー
私は群ようこという作家を知らなかった。――というより、本書で初めて出会った、というのが正確だろう。 どうやら本書の前に『おんなのるつぼ』『おとこのるつぼ』というエッセイがあるらしい。となれば、本書は“るつぼシリーズ第3弾”といったところか。 ところで、この「るつぼ」という言葉...
私は群ようこという作家を知らなかった。――というより、本書で初めて出会った、というのが正確だろう。 どうやら本書の前に『おんなのるつぼ』『おとこのるつぼ』というエッセイがあるらしい。となれば、本書は“るつぼシリーズ第3弾”といったところか。 ところで、この「るつぼ」という言葉、改めて考えると少し不思議である。 「人種の坩堝」とか「興奮の坩堝」とか、ずいぶん便利に使われているが、もともとは高温で物質を溶かして混ぜる耐熱容器のことだ。 興奮のあまり会場の空気が一変する――それはまだ分かる。 しかし、人種が集まったからといって新しい人種が生成されるわけではない。「人種の坩堝」という表現、よくよく考えると少々乱暴ではないか。 ……と、ここで言葉尻にこだわっても仕方がない。慣用句というのは、だいたいそんなものだ。 本書の「るつぼ」も、おそらくその延長線上にある。「世の中、いろんな年寄りがいますよ」という意味合いを、ちょっと気取って言い換えたものだろう。 内容は、著者による高齢者観察記録である。 登場するのは、どちらかと言えば“困った側”の人々だ。 たとえば、駅のホームで当然のように最前列へ割り込む老女。著者によれば、ホームドアの普及で「落ちない安心感」が生まれ、こうした行動が増えたという。 ……本当だろうか、と首をかしげたくもなるが、妙に説得力があるのが悔しい。 それにしても、著者がこれを「横入り」と表現しているのには少し引っかかる。「割り込み」ではないのか、と。もっとも「真逆」だの何だのが市民権を得ている昨今、言葉にいちいち目くじらを立てるのも野暮というものかもしれない。 さらに厄介なのが、高齢者クレーマーである。 これがまた、しつこい。驚くほどしつこい。(気づけばこちらも若者言葉で応戦しているのだから、油断ならない。)場合によっては、突然スイッチが入ったかのように激昂することもある。 著者の視線はおそらく、「ああはなりたくない」に尽きるのだろう。 しかしここで、少しだけ話は厄介になる。 脳科学的に見れば、こうした行動は前頭葉の老化によって、感情や欲望のコントロールが効かなくなることに起因するという。つまり、特別な誰かの問題ではなく、加齢とともに“誰にでも起こり得る変化”なのだ。 そう思った瞬間、笑っていられなくなる。 観察していたつもりが、いつの間にか「未来の自分」を覗き込んでいる――そんな、ちょっとしたホラーの味わいすらある一冊である
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ここにでてくるジジババのようには絶対ならないと心に誓っている。一冊まるごと悪口本で読んでいてもやもやイライラしてしまった。もっと軽い気持ちで読書できればラクなのになあ
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群さんの相変わらずの観察眼にほくそ笑む本。 声をあげて注意すると「短冊じじ」の標的に なるかもしれず、口を閉ざすも そう思うのは自分だけじゃなかったとホッとする。
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