恋をするなら二度目が上等(1) Chara C

木下けい子(著者)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2019/06/25
• JAN: 9784199607967

商品レビュー

2022/07/21

木下けい子先生好きすぎる。受けがこじらせちゃってひねくれちゃってそれを絆す余裕な男前が攻めでほんとそれが木下けい子先生お得意だと思う。1回のキスだけで昔の男として関わりたくない受けだけど、それだけ好きが大きかったんだよね。いい形で再会してよかった。准教授と担当編集者さいこう

2019/09/13

攻めが猫かぶりの食わせ者というだけでもワクワクするのに　受けが純で素直な少年から「面白く育った」と攻めをワクワクさせているのが嬉しくなる。
社会や仕事に慣れるのに10年　世間の荒波に耐えて大人になった（つもりの）受け君のこと　他人事とは思えないけれど　ますます食わせ者に翻弄されてください。そして反撃…有っても無くても　…　どちらでも楽しみ。　

2019/06/27

クセ者大学准教授×ビジネス書編集者。そして三十代同士で再会もの…ｾﾝｾに描いてほしかったヤツ!!
続き物なので、そこも期待感がいっぱいです。

出版社に勤める宮田は、高校時代に駆け落ち(!)を約束するほど真剣に好きだった先輩と運命的な再会を果たします。
だけど、今では大学准教授となっている岩永に対しては自分の恋心をからかわれたという辛い思い出しかなくて、再会をまったく喜べない宮田なのです。
そんな宮田の複雑な胸中を知ってか知らずか、再会直後からしれっと距離を縮めてくる岩永w
二人の噛み合わないやりとりと、実は互いにめっちゃ相手を意識している胸中がとても面白かったです。
ニヤつけるけど切なさもいっぱいで、ラブコメよりはもっとロマンス重視な仕上がりになってるのがよかったです。

二人とも三十路の大人という体面を意識してちゃんとお仕事しているけど、特に宮田は内心ものすごくジタバタしていてかわいかったです。過去の苦い初恋を「黒歴史」と称してこだわりすぎてます(笑)彼女とか作ったのも、岩永からの古傷につながってる気がします！
岩永はモテオーラがすごく感じられる男。でも、高校時代には何かあったのかな？苗字も変わってるし。
宮田は駆け落ち事件で傷ついた過去がまだ尾を引いていて、岩永から優しくて甘い言葉をかけられても全然信じることができないんですよね。
先輩と再会してから、ものすごくペースを乱されてる宮田です。
でも、同じくらい岩永もペース乱されてますよね？
さらにあの頃は子供だったとか、今はもう大人だからとか、そういう常識的なこだわりが二人をぎくしゃくとさせて、いっこうにラブに発展しないのが焦れ焦れするけどすごく頷けるところです。
ピュアで素直にラブラブになれる年頃じゃないよね…

なので、エロ的にもなりそうでならならない微妙なラインです。たった一度の幼いキスから、大人のHに辿り着きそうではありましたが、大人なので気持ちが相当拗れている(笑)

最後の「大人になった僕たちならきっと上手くいく」という岩永に対して、「大人だからだまされねーっス」と怒り心頭になる宮田が、心の中ではこっそり「危っぶねー」とか思っていたのがめちゃくちゃキュンキュンしました！
大人のオトコがこういう風にかわいいのは、ほんとたまりません…！
続きが待ち遠しいです、プリーズ!!