商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2019/06/12 |
JAN | 9784396345341 |
- 書籍
- 文庫
花が咲くとき
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花が咲くとき
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商品レビュー
3.3
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瀬川大介 札幌で暮らす小学六年生。 佐藤北海 大介の家の隣人。質屋の主人。左手の小指と薬指がない謎の老人。貧弱な幹と枝ぶりの木を手入れしている。 上田義春 クラスでもリーダー格で体も大きい。 長谷川武史 義春にいじめられている。 国崎 左右でお下げにしている女の子。テニスをしている。 小林 隣のクラスで一番成績のいい女の子。 池田昭三 北海の腹巻の中に入れていた封筒の差出人。 井上 北海の口に薬をねじ込んだ青年。 高村誠 トラック運転手。北海と飲み屋で知り合い、大阪まで乗せることになった。 アキホ 東真鶴のストリッパー。 ユリコ 東真鶴のストリッパー。 キヨミ 東真鶴のストリッパー。引き揚げ船で母が病死した。トシヨに育てられる。 トシヨ ストリップ小屋の受付。キヨミ 清子 北海の娘。満州からの引き揚げ船の中で病気で死んでしまった。 鏑木哲夫 北海が公園で倒れたときに手助けをした男性。包丁の研ぎ師。下関まで乗せることになった。 永谷 鏑木の師匠。 トシエ 池田昭三の義母。
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その人がどんな人か、どんな思いを抱いているかを理解するには、離れたところから眺めただけでは駄目なのだ。 正直に話し、相手の言うことにも耳を傾ける。 怖くても勇気を持ってきちんと向き合う。 そうして、初めて一歩が踏み出せる。 ここがグッときすぎて、思わず載せてしまいました。 私も...
その人がどんな人か、どんな思いを抱いているかを理解するには、離れたところから眺めただけでは駄目なのだ。 正直に話し、相手の言うことにも耳を傾ける。 怖くても勇気を持ってきちんと向き合う。 そうして、初めて一歩が踏み出せる。 ここがグッときすぎて、思わず載せてしまいました。 私もこんな風に正直に前を向いて生きていきたい! そんなことも感じ取れる本です。
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山中恒の『ぼくがぼくであること』を思い出させる、少年の家出物語。 狭い世界で生きていた男の子が、旅の過程で様々な人と出会い、ものの見方を広げていく。主人公は、いろいろとものが見えていないにも関わらず、どこかこずるいところもあって、作者の容赦ないところは相変わらずだが、そういう男の...
山中恒の『ぼくがぼくであること』を思い出させる、少年の家出物語。 狭い世界で生きていた男の子が、旅の過程で様々な人と出会い、ものの見方を広げていく。主人公は、いろいろとものが見えていないにも関わらず、どこかこずるいところもあって、作者の容赦ないところは相変わらずだが、そういう男の子の造形はリアルで、僕自身の姿も投影してしまう。そんな子が導いていく老人も、根は良い人なんだけれどこれがまた一筋縄でいかないところがあって、その二人の道中を追うストーリーは厳しい部分が多いが、だからこそリアルに感じさせられる。
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