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地域をまわって考えたこと
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地域をまわって考えたこと

小熊英二(著者)

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地域をまわって考えたこと

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京書籍
発売年月日 2019/06/05
JAN 9784487812202

地域をまわって考えたこと

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2022/10/15
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地域というものに対するイメージはぼんやりとしていたものだった。地域について私のような移住者含めどのような活動ができるのかどこに今後は住むことになるのか考えるきっかけにはなった。 ふるさとや観光地の歌は良く詠うが、今住んでいる街のことをもっととりあげてみるのもいいかもと思った。役に立つかは別として。 隣近所はどんな人達なのか全く持ってわからないこの状況。地域センター発の単発イベントに参加するくらい。 月並みですができるだけ地産地消の買い物、道の駅めぐり、その土地で感じる季節の花緑を探しに行こうと思う。工芸館や史跡巡りもGoogleマップ見ながら探索中。 移住者向け雑誌で各地をまわって取材し掲載したものをまとめており、移住者視点や地域活性化活動を取り上げている。 現地調査で置かれている構造的状況について解説。 そこにいる人々の活動や社会関係の総体を地域と呼ぶ。市区町村は、市区町役所や村役場などの管轄範囲であるが、行政問題ではなく地域社会の範囲とは一致しない。日本の場合、集合意識の範囲の指標の一つは、お祭りが開かれる神社と、小学校の校区が挙げられる。小学校設立は明治政府で予算がないので地元社会の寄付で建てられたらしい 福井県鯖江市の商業による地域活性化、宮城県石巻市の助成金を使わずにクラウドファンディングで補習塾、音楽会、落語会、マーケットなど地域の有志でまかなう地域活動などが印象に残った 超高齢地域の地域パターンとして(山下祐介)村落型、開拓村型、伝統的町、近代初期産業都市、開発の早い郊外住宅地の5つの類型があるらしい。昭和ひとけた世代と、戦後生まれ世代の二つの世代人口移動が重要とされる。敗戦は、都市および製造業の急激な衰退と、地方と農林水産業の興隆という歴史の逆転現象を引き起こした。1970年代が格差の少ない時代だったという位置づけ(橋本健二)。現在その地域にある資源の点検と外部から求められるような流れ、人口構成のバランス崩れに対して移住者の呼び込み、インフラの維持などが挙げられた。

Posted by ブクログ

2022/05/24

南牧村が、人口増のためではなく、地域資源を守るため(美容院とかスーパーが存続していくため)に移住者を呼び込む、そのためにNPO設立、道の駅などで働き口を作ってることに驚き。 石巻は震災後に全部なくなり、新しく作る そのことにワクワクしてた人もいた。いかに新たな試みを持続定着させる...

南牧村が、人口増のためではなく、地域資源を守るため(美容院とかスーパーが存続していくため)に移住者を呼び込む、そのためにNPO設立、道の駅などで働き口を作ってることに驚き。 石巻は震災後に全部なくなり、新しく作る そのことにワクワクしてた人もいた。いかに新たな試みを持続定着させるかが課題。地域の委員会にお母さん枠が設定されたり、新しい枠組みもできているらしい 高島平の例で、地域コミュニティというのは全員が包含されるものから有志が参加するものになっている、ということはなるほど。宮本太郎が言ってた、共通アセットとして相談→地域コミュニティが大事、っていうのは実現可能なのだろうか、、 敗戦のために食料生産が大事になり、農業者増→地方人口増加 もはやそれほど食料いらないので、地方人口減少は不可避…

Posted by ブクログ

2021/09/01

地域について冷静に考え分析すること、地域に暮らす人をリスペクトを持って聞き取ること。その両立を達成している稀な取材記。 再読。地域取材の方法論としても極めて具体的に学べる。研修で使ってみたい。

Posted by ブクログ

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