1,800円以上の注文で送料無料

ひよこ太陽
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

ひよこ太陽

田中慎弥(著者)

追加する に追加する

ひよこ太陽

1,705

獲得ポイント15P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/05/29
JAN 9784103041351

ひよこ太陽

¥1,705

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/17

「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」 調べると、彼が芥川賞を受賞したのは2012年。影のある二枚目なルックスと人を食ったようなコメントに痺れた。同時受賞の西村賢太もキャラが立っていて、文壇に盛り...

「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」 調べると、彼が芥川賞を受賞したのは2012年。影のある二枚目なルックスと人を食ったようなコメントに痺れた。同時受賞の西村賢太もキャラが立っていて、文壇に盛り上がりを感じた事を思い出す。その後、先に逝ったのは西村賢太。私小説は、同時代では西村の方の専売特許のはず。しかし、田中慎弥もその路線で、年老いた母にすがりながらのデカダンスを語る。 本作は、どこまで実話か、どこまで本音か分からない。登場人物は作家だし、自身の日常を描いているようにも見えるが、見ている世界がぼんやりしている。そしてその観念世界に、言葉にしていない感情を託しているようにも、そこに何か危うさのようなものさえ感じる。 やはり嫌いじゃない。 この危うさ、著者のファンだな、と思った。

Posted by ブクログ

2023/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みにくい作品でした。結局夢か現か分からなくなりました。何が言いたかったのか、分かりませんでした。難しい。

Posted by ブクログ

2020/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

売れない作家の日常、書くことに関する不安と葛藤が目まぐるしく現れてます。 白い帽子の男の子もGも夢なのか現実なのかわからないけれど、わからないからいい事もあるかも。

Posted by ブクログ