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僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から
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僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から

川名壮志(著者)

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僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/05/29
JAN 9784103526513

僕とぼく

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商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2024/06/27

佐世保事件の被害者の2人の兄に関する物語。歳の離れた長男と近い歳の次男。年齢や関係性の強さから、2人が抱えた心の闇には大きな差が出たが、一定の時が経ち、長男が結婚、出産をする中で、残された家族がその中での幸せを噛み締めいく姿に、どこか救われる思いがした。長男が破天荒なのもよかった...

佐世保事件の被害者の2人の兄に関する物語。歳の離れた長男と近い歳の次男。年齢や関係性の強さから、2人が抱えた心の闇には大きな差が出たが、一定の時が経ち、長男が結婚、出産をする中で、残された家族がその中での幸せを噛み締めいく姿に、どこか救われる思いがした。長男が破天荒なのもよかった。

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2024/06/16

衝撃的な事件だった。なぜこんな事が起きるのか? なぜ? 分からないまま20年も経ってしまったのだな。 兄弟の言葉が、僕とぼくで綴られ分けられていて、読み進めていくのはとても辛かったけれど、こうして言葉に出すことができて、よかった。すごいことだと思う。言えることは癒えること、と聞い...

衝撃的な事件だった。なぜこんな事が起きるのか? なぜ? 分からないまま20年も経ってしまったのだな。 兄弟の言葉が、僕とぼくで綴られ分けられていて、読み進めていくのはとても辛かったけれど、こうして言葉に出すことができて、よかった。すごいことだと思う。言えることは癒えること、と聞いたことがある。苦しみ悲しみが消えることはないだろうけれど、この兄弟がこうして前に進んでいることを知ることができよかった。

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2024/06/05

二児の母です。 病気にしろ、事件事故にしろ、ニュースを見ると、たまに思うことがある。 もし、我が家のどちらかの子供が亡くなった時、私は自分の感情よりも、残った方の子供に不自由させず、きちんと育てることを優先できるだろうか。 残った方の子供は、友達や世間と同じようなペースで、進学や...

二児の母です。 病気にしろ、事件事故にしろ、ニュースを見ると、たまに思うことがある。 もし、我が家のどちらかの子供が亡くなった時、私は自分の感情よりも、残った方の子供に不自由させず、きちんと育てることを優先できるだろうか。 残った方の子供は、友達や世間と同じようなペースで、進学や就職など、自分の人生を歩めるのだろうか。 ここのご家族も、お父様の職場の方々が炊事、洗濯などの世話をしてくれ、酒の力も貸してくれたから、なんとか事件直後をやり過ごすことができたそう。 進学や就職の選択も、お母様の病死と妹さんの事件がベースになっている。 やっぱりそうだよな… 親も子もただの人間だし、家族を失う前の頃に戻れるわけはない。 我が家の上の子は今年受験生。 志望校はまだ決まらないが、やりたいことや偏差値など、自分のことだけを考えて進路に向き合える状況は、当たり前のようで、当たり前ではないのだと、つくづく思う。

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