商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/05/23 |
JAN | 9784334912833 |
- 書籍
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傾城 徳川家康
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傾城 徳川家康
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3.4
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織田三郎信長は、無知と無能を許容する。 たとえ何を失敗したところで、後で挽回すればよい。知恵や力が足りないならば、誰かに助けを求めればよいのだ。 だが、堕落は許せない。 何も反省せず、保身に走り、苦労のみを下々に押し付ける。そんな男に生きている価値など、寸毫たりとも有りは...
織田三郎信長は、無知と無能を許容する。 たとえ何を失敗したところで、後で挽回すればよい。知恵や力が足りないならば、誰かに助けを求めればよいのだ。 だが、堕落は許せない。 何も反省せず、保身に走り、苦労のみを下々に押し付ける。そんな男に生きている価値など、寸毫たりとも有りはしない。 (P.17) 「目をつむりながら、ものを演じるのは、もう慣れました」 (P.263)
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表紙の美しさと、『傾城』という言葉が『徳川家康』と結びついた衝撃。 それだけでも、とても面白い。この結びつきは中々できるものじゃない。 そして、読んでいて違和感のないすごさ。竹千代の美しさ。 あの『狸じじい』家康のイメージしかなく、家康はあまり好きではなかったので、このお話を読ん...
表紙の美しさと、『傾城』という言葉が『徳川家康』と結びついた衝撃。 それだけでも、とても面白い。この結びつきは中々できるものじゃない。 そして、読んでいて違和感のないすごさ。竹千代の美しさ。 あの『狸じじい』家康のイメージしかなく、家康はあまり好きではなかったので、このお話を読んで少し家康が好きになりました。(個人的に家康は津川雅彦さんって感じ) この時代の衆道をある程度知っていて、深く読みたい…という方にはかなり物足りないかもしれません。もちろんそういった場面も表現もありますが「え、これだけ」って感じになるかも。ですが、どの方からも入りやすい程度に収められているので、どちらが良いとは言えず、丁度良いのかもしれません。 歴史上の人物ではありますが、復讐相手の今川義元に至るまで、登場人物全てがとても魅力的だった。前後編くらいにして、もっと色々細かく読みたい気持ちになりました。 利家の信長様不足と、それを慰める藤吉郎も可愛かった。 総じてとても面白かった。 そして。個人的に。 竹千代と信長(利家と信長の絡み良かった)の絡みがもっと見たかったのと…挿絵があったら良かったのになぁ、と思いました。別の武将バージョンとか出たら絶対読むのに。とりあえず『天魔乱丸』を読んでみようと思います。400ページを超えていますが、とても読みやすかったです。
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