商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 出版芸術社 |
発売年月日 | 2019/05/20 |
JAN | 9784882935186 |
- 書籍
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星から来た船(上)
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星から来た船(上)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
一度ならず読んでいるはずなんですが、意外に憶えていなかった。「星へ行く船」シリーズは行ってみればスペオペわけですが、スペオペとしてはディテールは甘い。甘いけどちゃんとSFなんですよねぇ。少なくとも色あせてはいない。
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「星へ行く船」シリーズの数年前を描く物語。主人公は水沢探偵事務所の田崎麻子さん。水沢所長の婚約者である。後書きでも作者が触れているが、作者が楽しんで書いた作品というのがよく分かる。この後の「星へ行く船」で太一郎とあゆみちゃんが、ああなって、こうなって、その伏線をまとめたのが本作品...
「星へ行く船」シリーズの数年前を描く物語。主人公は水沢探偵事務所の田崎麻子さん。水沢所長の婚約者である。後書きでも作者が触れているが、作者が楽しんで書いた作品というのがよく分かる。この後の「星へ行く船」で太一郎とあゆみちゃんが、ああなって、こうなって、その伏線をまとめたのが本作品のようである。難しく読むのが難しい作品なので、素直に文字を追いかけて楽しもう。太一郎の素性や水沢所長との関係も分かる。
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少し前の日経新聞に新井素子さんのコラムというかエッセイみたいなものが掲載されていて、読んでみたらまあ、「おお、まさに新井素子だー!」な文章で懐かしさでいっぱいになった。 センテンスを二つ三つ読んだだけで、誰が書いたか分かる、という作家は、私の場合、村上春樹さんがまず頭に思い浮か...
少し前の日経新聞に新井素子さんのコラムというかエッセイみたいなものが掲載されていて、読んでみたらまあ、「おお、まさに新井素子だー!」な文章で懐かしさでいっぱいになった。 センテンスを二つ三つ読んだだけで、誰が書いたか分かる、という作家は、私の場合、村上春樹さんがまず頭に思い浮かぶが、新井素子さんもそういうタイプの作家さんだなと思う。 しちゃったという訳。 かくて。 私。思わずこう答えてしまい。 でも。 彼。だらしなく着こなしていて。 みたいな、体言止めと連用形止めと、あと接続詞止め?のオンパレードは変わらずで、つい思わず「星へ行く船」シリーズを思い出してしまった。中学生の時、本当に好きで好きで、姉の本棚からこっそり持ち出してよく怒られたものです。 で、図書館に新装版があると知り、このシリーズ最終作だけ読んだかどうか記憶が定かでなかったので、借りて読んでみた。 しかし、ちょっとしんどい・・・・このおちゃめ過ぎる文体が・・・ 新聞のコラム程度の量では何とも思わなかったが、まとめて読むと大人には少々きつうございます。 そして、中学生当時、私は、この太一郎さんが本当に大好きだった記憶があるのだが、読みながら愕然とした。衝撃だった。太一郎さんて、こんなしょーもない子供のような単細胞な男だっただろうか。 腑に落ちない。別人では? 同窓会で変わり果てた初恋の人を見たようなイメージ? (もちろん、変わり果てたのは太一郎さんではなく私の方、というのが事実なのだが) 中学生の私は「キャラクターだけじゃなくてね、お話もすごくいいのよ!」と友達に力説していたような記憶がウッスラとあるのだが、なんだなんだ、この出来の悪い少女漫画のようなひとりよがりな展開は・・・ しかも、SFで未来のお話なのに、「昭和」感がハンパない。 男女の役割分担がやたらキッチリ分離しているところとか、ちょっとしたラブシーンやニアミスにいちいち男女とも顔を赤らめて、やだ!私ったらぁ!と、はしゃぎまくったモノローグが延々と続くところとか。 「電話などの小道具を今の時代に合わせて修正して大変だった」と書いてあったが、小道具どころではない、もっと大きな部分に、時代感がにじみ出過ぎていて驚く。 とにかくいろいろと衝撃だった。 だが、せっかく借りたので、この話は最後まで読もうと思う。 (ちなみにシリーズの他の作品については、読み返さないで記憶の中の美しいままとしておくことにする。)
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