知れば知るほど行司・呼出し・床山 大相撲の、裏方の見方が変わる！

「相撲」編集部(著者)

• 販売会社／発売会社: ベースボール・マガジン社
• 発売年月日: 2019/05/08
• JAN: 9784583112046

商品レビュー

2021/12/04

大相撲を裏方として支える、行司・呼出し・床山を、詳しく紹介。
第一章　行司　　第二章　呼出し　　第三章　床山
参考文献、用語集、索引有り。
大相撲を支える、行司・呼出し・床山について、
仕事だけでなく、歴史や装束、道具等、詳細に解説。
うわぁ、大相撲ファン待望の本ですよ～。
多くのカラー画像が彼らの様々な姿や仕事、歴史、装束、
小道具等を細部まで提示してくれます。
軍配や相撲字、拍子木、マゲ棒の様々な姿がわかるし、
行司や呼出しの装束は着付けまで詳細に解説。
床山の道具箱と大銀杏の結い方もある～。
更に、彼らの仕事に欠かせない衣装や小物、道具を作る
職人さんについてまで、詳細に紹介しています。
これだけ事細かに行司・呼出し・床山について紹介するのは、
さすが「相撲」編集部だなぁと思いました。
しかも、オフショットアルバムの素の表情も、良かった。
巡業でのお相撲さんがずらりと並んでの野外の髪結いの様子は、
圧巻というより、なんだか可愛いなぁ。

2020/03/22

大相撲マニアにはたまらない一冊。
行司、呼出し、床山それぞれの仕事内容のほか、行司の装束・草履と現役行司の軍配の一覧、相撲字、呼出しの装束と拍子木の一覧、(館内に「不戦勝」などを知らせる)幕の一覧、床山のマゲ棒一覧などなど、ずっと見ていても全く飽きることがない。ベースボールマガジン社に心から感謝したい。

ところで、無観客で行われた令和二年三月場所。これまで気づかなかったいろいろなことが分かって、収穫おおき場所だった。力士が立ち合ってぶつかり合うド迫力の音、行司や呼出しの個性ある節回し、力士が土俵を割ったときの「勝負あった」という行司の声。無観客という喜ばしくない事態ではあったけれど、発見が多く、これまでにない楽しみ方を味わうことができた。
大相撲、万歳。

2019/08/08

　たまたま図書館の新着コーナーにあった。
　行司、呼出し、床山がそれぞれの相撲部屋に所属しているんだ。それぞれ就職するには15歳から19歳から、この歳でこの世界に入って修行を積むんですね。この世界のひとのつながりの濃さが伝わって来る。
　あの懸賞幕は一本６万2000円、ひと場所15本以上からだそうだ。おっと、個人ではダメ、あくまでも法人名のみ。
　行司、呼出し、床山のいずれも定員が50名程度と決まっている。年功序列の狭い世界、だれでもできるものではない。国技を支えていただいている皆さんに感謝するしかないでです。