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椿宿の辺りに
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2019/05/13 |
JAN | 9784022516107 |
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椿宿の辺りに
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商品レビュー
3.7
72件のお客様レビュー
何とも言えない読後感、感想が難しい。古事記や日本書紀の神々から波及され、その名を命名された山幸彦、海幸彦、そして宙幸彦。山幸彦、海幸彦は身体の痛みに悩まされ、仮縫鍼灸院の導きで椿宿の山幸彦の実家を訪ねる。実家の治水、稲荷、黒い大黒など先祖代々受け継がれた土地など神聖な謂れの中に状...
何とも言えない読後感、感想が難しい。古事記や日本書紀の神々から波及され、その名を命名された山幸彦、海幸彦、そして宙幸彦。山幸彦、海幸彦は身体の痛みに悩まされ、仮縫鍼灸院の導きで椿宿の山幸彦の実家を訪ねる。実家の治水、稲荷、黒い大黒など先祖代々受け継がれた土地など神聖な謂れの中に状況の変化が見られた。山幸彦の痛みは取り除かれるが、神々のなせる業なのか、よくわからない爽快感があった。結局は科学的、医学的な計らいでもなく神々の思し召しなのであろう。
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古い土地と古いお屋敷にわくわく 先祖の謎が明らかになっていくことは興味深い 主人公を取り巻く登場人物たちが魅力的 f植物園も気になる
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作品紹介・あらすじ 深遠でコミカル、重くて軽快。 著者五年ぶりの傑作長編小説。 自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは 家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。 皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難...
作品紹介・あらすじ 深遠でコミカル、重くて軽快。 著者五年ぶりの傑作長編小説。 自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは 家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。 皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難儀している。なぜ自分たちだけこんな目に遭うのか。 外祖母・早百合の夢枕に立った祖父から、「稲荷に油揚げを……」の伝言を託され、山幸彦は、鍼灸師のふたごの片われを伴い、祖先の地である椿宿へと向かう。 屋敷の中庭には稲荷の祠、屋根裏には曽祖父の書きつけ「f植物園の巣穴に入りて」、 明治以来四世代にわたって佐田家が住まいした屋敷には、かつて藩主の兄弟葛藤による惨劇もあった。 『古事記』の海幸山幸物語に3人目の宙幸彦が加わり、事態は神話の深層へと展開していく。 歯痛から始まった『f植物園の巣穴』の姉妹編。 ***** 久々によむ梨木果歩さん。好きな作家の一人なのだけれど、随分とご無沙汰してしまった。 「f植物園の巣穴」の姉妹編とあり、最後にこの「f植物園の巣穴」自体が屋根裏部屋から見つかった書き物として登場する。記録を確認すると僕はこの「f植物園の巣穴」を2010年12月に読み終えており、五つ星にしている。14年程前のことなのであまり詳細は憶えてないのだけれど、凄く感動した、なんて感想に書かれていた。 それはそれとして、「f植物園の巣穴」を読んでいなくてもこの「椿宿の辺りに」を読み進めるのに差し支えはないと思う。勿論読んでおいたほうが面白さは増すと思うのだけれど、何しろ僕自身が「f植物園の巣穴」の内容を覚えていない、つまり未読と変わらない状態で読み、面白いと思ったのだから間違いないと思う。多分だけど……。 登場人物の「痛み」という至極プライベートなポイントが、先祖代々続く家系とその土地の歴史に深くかかわり合いがあり、それを紐解くための旅にでる(という程大げさなものではないけれど)。その旅に同行する謎の人物や途中で出会った初対面の親戚との絡み合いがあり、そして……といった内容。 多分「f植物園の巣穴」を読んでいれば(あるいは本書の後に再読すれば)謎がもう少しクリアになるのかも知れないが、前出のように「f植物園の巣穴」を読んでいなくても楽しめると思う。ただ、登場人物の名前が少々ややこしいのと、各登場人物の相関がちょっと複雑(と僕には感じられた)なので、相関図などがあればもっと読み易かったかな、と思う。 ということで、「よし、『f植物園の巣穴』を読み直そう!」と思っているのだけれど、現在行方不明(汗)。どこにいってしまったのやら……。
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