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鏡の中のいわさきちひろ 絵描きとして、妻として、母として
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鏡の中のいわさきちひろ 絵描きとして、妻として、母として

歌代幸子(著者)

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鏡の中のいわさきちひろ 絵描きとして、妻として、母として

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2019/05/08
JAN 9784120051722

鏡の中のいわさきちひろ

¥2,090

商品レビュー

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2024/08/17

信念をもって活動し生き続けた強くたくましいいいわさきちひろ

本書は、童画家そして絵本作家として、誰もが一度は目にしたことのある愛らしい子どもを描き続け、病気のため志半ばの55歳で早世したいわさきちひろの生涯を、絵描きだけでなく、一人の女性、妻、母、さらには大衆運動家としての生身の姿から探り、多面的に解き明かそうとした評伝である。「社会主義...

本書は、童画家そして絵本作家として、誰もが一度は目にしたことのある愛らしい子どもを描き続け、病気のため志半ばの55歳で早世したいわさきちひろの生涯を、絵描きだけでなく、一人の女性、妻、母、さらには大衆運動家としての生身の姿から探り、多面的に解き明かそうとした評伝である。「社会主義リアリズム的な絵」を描く、同じ共産党員の画家達から、「ブルジョア的な絵」だと批判されたり、「退廃芸術」のように画家仲間から酷評され、ちひろも一時期葛藤し苦悩していたというエピソードも綴られているが、このような批判にこそ大衆から乖離した独善的、教条主義的な匂いを感ぜざるを得ない。ちひろの絵には、子どもへの深い愛情と健やかな成長そのための平和への願いが込められており、著者が述べるとおり、「当たり前のように思える日々の営みにこそしあわせがある」ことを、その絵を見る者に語り掛けてくれている。本書からは、描かれた絵から受けるイメージとは裏腹な、自身の絵のスタイルの確立を目指し、最期まで信念をもって活動し生き続けた強くたくましいいいわさきちひろも見えてくる。

fugyogyo

2019/05/27

淡い水彩の子どもたちの絵で知られる画家・いわさきちひろ。彼女の生涯を、遺された資料や知人の証言を通して紐解くノンフィクション

Posted by ブクログ

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