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小児科の先生が車椅子だったら 私とあなたの「障害」のはなし ちいさい・おおきい・よわい・つよい
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ジャパンマシニスト社 |
発売年月日 | 2019/04/25 |
JAN | 9784880499239 |
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小児科の先生が車椅子だったら
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
ジャパンマシニスト社というところの「ちいさい・おおきい・つよい・よわい」という定期刊行物の、刊行順123番目です。 主に、脳性麻痺で小児科医の熊谷さんのお話(小さい子向けに講演をした際の流れであったり、自身について語った内容)を掲載し、巻末に編集者の方々の連載コラム(というのが...
ジャパンマシニスト社というところの「ちいさい・おおきい・つよい・よわい」という定期刊行物の、刊行順123番目です。 主に、脳性麻痺で小児科医の熊谷さんのお話(小さい子向けに講演をした際の流れであったり、自身について語った内容)を掲載し、巻末に編集者の方々の連載コラム(というのが正しいでしょうか?)がある本です。 講演の内容がセリフ書きでざーっと冒頭にあるのですが、それが説得力もありつつ優しい感じで、今までの障害者像を確実に取り壊して、次のステージへと向ける形になっているのが驚きであり、素晴らしいと感じました。 日本の教育現場では、障害者教育は遅れていると思いますが、それを打開する足掛かりにもなるようなアプローチですね。「私たち」と「あなたがた」という壁を感じさせず、ただ「私」と「あなた」という形で自然に会話を進めつつ、どちらもイヤな思いをせずに「どうしたらいいか?」ということを提起しています。 こういう講演でもって障害者の方と触れ合うことができたら、もっと社会は相互理解に進んでいくように思いました。 著者は出生児から脳性麻痺になり、その後ずっと苦しいリハビリを経て、小児科医となり、当事者研究を進めているのですが、その心の動きが講演の流れの後にまとめて記されています。 中でも印象的だったのが、著者は自身の母が子供を思うゆえにリハビリを必死に続け、そのことが原因で苦しめられたこともあったけれど、結果的に愛情という裏付けを得られた、そのことで自分は外の世界へ出ることができた、というくだりです。 「依存症は依存できない病」という言葉もとても印象的で、そこからそうしてつながっていくのか、という驚きがありましたし、そうだよなあ、と感心しました。 子育て関連の刊行物のようなのですが、子育てをしていない人でも考えさせられるし、障害のある人が身近にいなくても、読んでためになる本だと思います。 「ゲームのルールが変われば、ある日突然障害者になる」は凄い説得力のある言葉でした。 興味がある方は是非読んでみてください。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルから小学生向けの本かと思って買ってみたら 新しい発見の多い本だった。 特に「第Ⅲ章障害と競争と依存の関係」の以下にある内容に 新たな気づきが多かった。 ・「自立・自律」の優等生 ・私たちは競争に巻きこまれすぎている ・重度障害者とアスリートに通じること ・競争からの脱却 これからは競争ではなく共創の時代だと思うし 頼れる人の数だとも改めて思った。
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