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都市から学んだ10のこと まちづくりの若き仲間たちへ
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都市から学んだ10のこと まちづくりの若き仲間たちへ

西村幸夫(著者)

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都市から学んだ10のこと まちづくりの若き仲間たちへ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2019/03/28
JAN 9784761527037

都市から学んだ10のこと

¥2,530

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2023/11/12

pp.140-141 「その時」に出会ったかどうかではないのです。「その時」のために、どれだけ日常をしっかりと生きてきたか、それが大切なのです。その態度が「その時」に備えることになるのです。その意味では、「その時」とは、あるいは日々の暮らしの中にこそ、あるのかもしれません。 わた...

pp.140-141 「その時」に出会ったかどうかではないのです。「その時」のために、どれだけ日常をしっかりと生きてきたか、それが大切なのです。その態度が「その時」に備えることになるのです。その意味では、「その時」とは、あるいは日々の暮らしの中にこそ、あるのかもしれません。 わたしもそういう風に日常を生き、そういう風に死んでいきたいと思います。 こんな尊敬すべき市民が、じつは都市の中に少なからずいるのです。こうした静かな覚悟を持っているということが、一人前の市民であるということのひとつの姿なのだと思います。 わたしたちのそれぞれにとって、「その時」とは今なのかもしれませんし、ある日突然やってくるのかもしれません。あるいは、「その時」だとは気づかず、やり過ごしてしまうかもしれませんし、「その時」はまったくやってこないかもしれません。あるいは、「その時」は備える日々の生き方が、「その時」を生み出すのかもしれません。 「その時」出会ったとしても、出会わなかったとしても、確信を持って堂々と日常を過ごしている人は偉大なのです。「その時」に備える心があるとしたら、日常を退屈と思うこともないでしょう。日常を退屈と思う心が退屈を生み出すのです。 [...] どこにでも偉大な日常人はいるのです。偉大な人とは、静かな日常を送りつつ、一旦ことがあったら立つ、という人のことです。都市の物語はそうした人によって支えられているのです。 そして、まちづくりもまた、そうした偉大な日常人によって支えられています。 pp.149 [...]特殊解を突き詰めることの中でしか、一般解への道筋は見えてこないのです。 だから、特殊解を追い求める辺境への旅を怖れてはいけません。特殊解へ肉薄する迫力が人の心を打つのです。そうして姿勢の中にこそ、最適解に向かう真理があるのです。

Posted by ブクログ

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