商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/04/19 |
JAN | 9784166612123 |
- 書籍
- 新書
天才と発達障害
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天才と発達障害
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
NHKの朝ドラ『らんまん』で牧野富太郎に関心を持ち(小学校の教科書に載っていた人物とのことだが、まったく記憶にない)、朝井まかての『ボタニカ』を読んだ。「類稀なる天才だけど、人間としてどーなのよ!」と思い、本書を手にした。 本書で、天才の能力が何らかの発達障害と結びついているこ...
NHKの朝ドラ『らんまん』で牧野富太郎に関心を持ち(小学校の教科書に載っていた人物とのことだが、まったく記憶にない)、朝井まかての『ボタニカ』を読んだ。「類稀なる天才だけど、人間としてどーなのよ!」と思い、本書を手にした。 本書で、天才の能力が何らかの発達障害と結びついていることを知り、牧野富太郎について理解が深まった。確かに、映画『アマデウス』で描かれたモーツァルトも奇人であったし、テレビドラマ『風よあらしよ』で描かれた伊藤野枝も非常にエキセントリックであった。 (私は、サリンジャーの作品を読んだことはないが)著者は、作品の内容を精神医学の視点から読解しているが、味気無いと思った。著者は次のように書いている:サリンジャーの研究科によれば、(中略)しかし、このような解釈は納得のいくものではない。 著者が言いたいことは、最終章「誰が才能を殺すのか?」にあり、日本社会の多様性のなさ、不寛容を問題視しており、仰る通りだと思う。ただ、『ボタニカ』の感想にも書いたように、こうした人たちとは関わり合いになりたくない、というのが正直なところ。 朝ドラをきっかけに精神医学を勉強することになるとは!
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天才と馬鹿は紙一重と言われる。後世に偉大なる人物として名を残す政治家、文学者、芸術家、科学者たちが、社会から異端とされながらも大きな実績・成果を残してきた事実、その背景について精神面の研究と照らし合わせていく内容。 大半の人が自分にもそう言う面があると考えるうつ病や、幼い頃を振り...
天才と馬鹿は紙一重と言われる。後世に偉大なる人物として名を残す政治家、文学者、芸術家、科学者たちが、社会から異端とされながらも大きな実績・成果を残してきた事実、その背景について精神面の研究と照らし合わせていく内容。 大半の人が自分にもそう言う面があると考えるうつ病や、幼い頃を振り返ると何処か当てはまる時があったなと感じるADHDやASD。 小さい頃は突然授業中に奇声を上げたり、変顔をしながら異常なハイテンションで周囲に話かけてた自分の事を未だ鮮明に覚えてる。現在の私は天才でも優れたビジネスマンでも何でもない人間(普通だと思っている)なのだが。そんな幼い頃がダメだったかと言えば、両親の教育のせい?でテストは100点以外とったこともなく、運動会のリレーのアンカーは不動、学級委員にも毎回選ばれたりはしてた。高校までがピークで大学時代はほぼ若年時代の活力はほぼ使い切っていたには等しい。何事にも「適当、興味無し」だった。 本書を読んで感じられるのは、人間誰しも生きている間の、能力の発展や情熱を捧げられる総容量(キャパシティ)は凡そ同じくらいであり、それが山型の二次関数の曲線の様に人生の長いスパンの何処かで頂点が来るのではないかと思う。ある人はごく短期間に極めて高い位置まで届くが以降は低迷したり、またある人は緩やかに上がって徐々に加工するといった具合。タイミングや度合いによっては運悪く精神疾患の診断を受けるのだが。要は山の描き方を緩やかにできるか、歯止めが効かず何処までも上り詰めるかの違い。 私も過去に仕事で天才的なマネジメントをする方に出会った事があるが、発想も判断力も気付きも何もかもが全て超人的と感じた。一度会議が始まると朝まで怒鳴り散らす事もザラ。一方で会議中は虚ろな目でぼーっとしたり目を閉じて(恐らくは)眠ってしまう事もあった(そう言う時に限ってズバリ突っ込まれたくない部分をいきなり指摘もしてくる)。 読みながら何度も身の回りにいたその様な人達、自分の過去も照らし合わせて、もしかしたら自分もちょっとは天賦の才があったかも?使いどころを間違ったかも?と妄想しながら読める。面白い!
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勉強も兼ねて読んでみました。 ずば抜けた才能があるだけでなく、それを存分に発揮できてしまう特徴も持ち合わせているのかと考えました。 ただ、一回読んだだけでは、内容を飲み込めた感じが足りないので、また読んでみようと思います。
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