商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2019/04/05 |
JAN | 9784022619624 |
- 書籍
- 文庫
間違いだらけの文章教室
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間違いだらけの文章教室
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
作品紹介・あらすじ 「文章」の書き方は、自分の好きな「文章」が教えてくれる。 だからまずは自分の好きな「文章」を見つけよう。 タカハシさんが好きなのは、明治生まれの貧しい農夫木村センの文章や、免疫学者・多田富雄、スティーブ・ジョブズの驚異のプレゼンなど。 タカハシさんはそれらの...
作品紹介・あらすじ 「文章」の書き方は、自分の好きな「文章」が教えてくれる。 だからまずは自分の好きな「文章」を見つけよう。 タカハシさんが好きなのは、明治生まれの貧しい農夫木村センの文章や、免疫学者・多田富雄、スティーブ・ジョブズの驚異のプレゼンなど。 タカハシさんはそれらの、どこが好きなのか? どうすれば、こんな「名文以上の名文」が書けるようになるのか? これは、専門家やエライ人以外のみんなのための文章教室。 文庫化に際して「補講 二〇一八年の秋に学生たちが『吉里吉里国憲法』を書く」を増補。 (『ぼくらの文章教室』改題。) ***** 読み始めて直ぐに「何か読んだことあるな」と思ったら文庫化に際して「ぼくらの文章教室」を改題したとのこと。そうか「ぼくらの文章教室」を読んでいたんだ。でもあれは何年も前に読んだもの。何故直ぐに「何か読んだことあるな」と思ったのか。それは冒頭で紹介されている木村センさんの文章が強烈だから。「老人の美しい死について」という書籍からの引用なのだけれど、多分僕の何十年にも渡る読書歴の中でも、トップに位置するくらいに強烈で悲しい文章だった。ちっとも上手い文章じゃないし、漢字も殆ど使われていない。文字が読めなかったおばあさんが、どうしても「最後に」家族に伝えたいことがあったので、お孫さんと一緒に文字を習い始めて、書かれた文章とのこと。多分生まれて初めて書いた、唯一の文章なのだと思う。同じようなことを書いてしまうけれど、僕はこんなに強烈で心にいつまでも残る文章を他に知らない。だから読み始めて直ぐに思い出した。 この本には文章を上手く書く秘訣とか、小説の書き方とか、そういうハウツー的なことは一切書かれていない。その代わり、「文章」とは何か?という根源的なことが書かれているように思う。上記の木村センさんの文章と同じく、色々な人々の文章が引用されているけれど、どれも心にずっしりと重たいものを残してくれる。それらはそんじょそこらの小説などからは絶対に感じ取ることが出来ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ななめ読みなんで一部抽出した感想です。 これは著者の文章観を紹介する本だ。 いい文章とは何かを生き生きとした文章を通して感じる事ができた。 -1番うまい現代の作家は、スティーブジョブズだ- このフレーズに続く「スティーブ・ジョブズのプレゼンの書評」の書評が最も印象に残った。 プレゼンではストーリーを話せ、と会社のSVによく言われる。 聞き手は内容も知りたいが、聞く事自体を楽しみたがっているからだそうだ。 なるほど…。これは仕事に限らずだよな。面白かったことを伝わるように伝えたい欲求は誰にでもあるんじゃないかな。 ならば、日常のカケラを拾い集めてギュッとピシッとできる技術を俺は身につけてみたいっす。
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高橋さんの小説は読んだことがない。 ラジオやエッセイで紡がれる言葉は、優しい語り口でとっつきやすく、いつも文章について考える機会を与えてくれると思う。 ときどき、鋭く本質をついていていてまるで刃のようであると思える時もあるが、その刃は「虚」に対するものであり、人間のそのままが素直...
高橋さんの小説は読んだことがない。 ラジオやエッセイで紡がれる言葉は、優しい語り口でとっつきやすく、いつも文章について考える機会を与えてくれると思う。 ときどき、鋭く本質をついていていてまるで刃のようであると思える時もあるが、その刃は「虚」に対するものであり、人間のそのままが素直に出ているもの、嘘のないものを尊重する高橋さんのお人柄が言葉に出ていると感じる。 わたしの身の回りにあるものを見つめよう。 言葉を投げ続けよう。 時には捨てていこう。 書こうとする文章の方向を見定めよう。 そこにある文章(行動)について考えてみよう。
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