商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/03/28 |
JAN | 9784000613316 |
- 書籍
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最高裁に告ぐ
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最高裁に告ぐ
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
内容はとても意味のある事ではありますし、応援したい気持ちもありますが、約200ページにおいて批判が書かれていますので読んでいると疲れてきます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は東京高裁判事の職にあった著者が、最高裁の分限裁判で戒告処分を受けるまでの事情を第1・2部で、最高裁の変貌や組織防衛に走る現状に対する危機感を第3・4部で記述されている。 裁判官の独立ないし表現の自由が尊重されるべきことは論を待たないが、元来民主的コントロールの及びにくい裁判官に対する信頼を白ブリーフ判事と呼ばれることで庶民目線と同じだなどと錯覚する幼稚さは気持ち悪い。 芸人が裸になることで笑いを取ろうとするのは職業であって(好きな芸風ではないが)裁判官が同様な芸風をアピールするのはフォロワー数を増やすためかもしれないが、どうも勘違いしているとしか思えない。 またツイッターでの裁判に関する記事も正直単なる思い付き(所詮ツイッターとはそう言うものだと思うが)を載せたにすぎないが、正直言って取り上げるほどの事件かと思うし、戒告処分にするのもやりすぎとも思う。 数少ない分限裁判の一方当事者の言い分をよく岩波書店が出版したものだなと感心した。 これ以降の分限裁判や弾劾裁判も決着したことから本作の続編を期待したい。
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当該分限裁判の問題点については,説得的で興味深いですが,当事者の一方からの主張であり,色々な考え方があると思います。 本書は,当該分限裁判の問題点のみならず,現在の最高裁の問題点も分かりやすく指摘されています。 最近のNHK受信料に関する最高裁判決にも触れられていますが,この...
当該分限裁判の問題点については,説得的で興味深いですが,当事者の一方からの主張であり,色々な考え方があると思います。 本書は,当該分限裁判の問題点のみならず,現在の最高裁の問題点も分かりやすく指摘されています。 最近のNHK受信料に関する最高裁判決にも触れられていますが,この最高裁判決は結論はもちろん,法理論的にも納得のできるものではなく,政治的配慮が働いたのだろうと思わざるを得ません。 最高裁の結論に疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか。 最高裁のあり方は,人々の利害に関わることでもあります。 一裁判官の問題を取り上げた本と決めつけずに,多くの人が手に取って,最高裁について考える契機になればと思います。
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