昭和の品格 クラシックホテルの秘密

山口由美(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2019/03/29
• JAN: 9784104692040

商品レビュー

2024/06/08

5軒のクラッシックホテルについてのガイド本。ロビー、客室、グルメ、景観まであらゆる角度からその魅力について語っている。筆者は富士屋ホテルの創業者の娘の子(！)という経歴を持つ。さすが身近にホテルを感じながら育った、ならではの視点が面白かった。
ホテルが目的地、スペックよりストーリーという部分とても共感した。大好きなホテルニューグランドの、室内やホテルの中を家族と出来る限り探検したが、ホテルの秘めたストーリーを肌で感じた。そこには歴史あるものばかりだし、ホテルに関わっている人がみな自信を持ってサービスしてくれるのがとても、心地よい。
まだ行ったことのないクラッシックホテルにも是非行ってみたいと思える一冊だった。
シンプルな表紙だが、中の写真はとてもセンスがあり、切り取り方が絶妙だと思った。それほど大きくないサイズの本なのに、広く大きく映る。装飾の見映えのよさ、階段を見上げたり見下ろしたりする角度なんて、いかにもホテルの内装が好きな人が見そうな撮り方だ。最後まで読んでいて楽しい本だった。

2023/04/22

来週末からGWが始まる。中には、5月1、2日も休みにする方もいる。

今年は連休の期間のホテルの予約も多く入っているなど、旅行に行きたい人がたくさんいるなあと思う今日このごろ。

ホテルの中でも「クラシックホテル」は別格だ。

2017年に「日本クラシックホテルの会」という組織が発足した。

この会の加盟ホテルは9つ。

富士屋ホテル、日光金谷ホテル、万平ホテル、奈良ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、川奈ホテル、雲仙観光ホテル。

日光金谷ホテルは泊まったことがある。朝食のオムレツ目当てだ。

ホテルの一室にある金谷ホテルオリジナルグッズやお菓子などのお土産も買うのも目的だった。

閑静な所にあり、「紅葉を見に行こうよう」の季節になったら、ネット予約で予算の都合が許せば行きたいなあ。

今回は、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、川奈ホテル、雲仙観光ホテルを著者は取り上げている。

東京駅丸の内駅舎内に1915年、開業した。

試しにホテルのサイトで1泊2日の予定で検索してみた。

すると出てきましたが、いいお値段ですね。ハー。

約14万円。GW価格かな。家賃を余裕で上回るのでとても泊まろうとは・・・。

時期を選べばもっとお得に泊まれるかな。果報は寝て待てというから、徳川家康のように首を長くして待つか。

写真を見ると生きているうちに一度泊まって見たいとも思う。

3階の客室乗務員廊下の広さは全長300メートル以上。

壁面には東京駅や東京ステーションホテルに関する写真、図面、絵画などを掲げている。

高級ホテルに泊まる楽しみの1つは食事だ。

東京ステーションホテルの朝食は、朝食ブッフェ。つねに110種類以上の和洋食のメニューが並んでいる。

残念ながら宿泊客の特権だが、不定期で一般客も利用できる機会があるそうだ。

クラシックホテルには、他のホテルにない魅力があるので人を引きつける。