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ペルシア史/インド誌 西洋古典叢書G109
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ペルシア史/インド誌 西洋古典叢書G109

クテシアス(著者), 阿部拓児(訳者)

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ペルシア史/インド誌 西洋古典叢書G109

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 京都大学学術出版会
発売年月日 2019/03/01
JAN 9784814001750

ペルシア史/インド誌

¥3,960

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2023/10/12

紀元前5世紀、ペルシャのアルタクセルクセスに仕えたギリシア人医師、クテシアスの記したペルシアの歴史と、見聞したインドについての博物誌をまとめたもの。  ヘロドトスの歴史への対抗心が強い書と言われているが、一番の特徴は本編の大半が散逸していることである。そのため、後代の人々が引用し...

紀元前5世紀、ペルシャのアルタクセルクセスに仕えたギリシア人医師、クテシアスの記したペルシアの歴史と、見聞したインドについての博物誌をまとめたもの。  ヘロドトスの歴史への対抗心が強い書と言われているが、一番の特徴は本編の大半が散逸していることである。そのため、後代の人々が引用した部分や言及している部分を集める形で本書を構成している。  二次資料化している本書であり、そもそも人物評についてはクテシアスの贔屓や誇張もあるのだが、ペルシャ王室に仕えた者ならではの内情を示す文言や、医者ならではの科学的視点は興味深い。  なにより、前述の通り後代の文書を集めた、その集め方こそが本書の一番の読ませどころではないかと思う。その意味では、末尾の阿部先生の解説こそが本書の肝かもしれない。

Posted by ブクログ

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