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東京百花繚乱 ニチブンC
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東京百花繚乱 ニチブンC

朝日曼耀(著者)

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東京百花繚乱 ニチブンC

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本文芸社
発売年月日 2019/03/19
JAN 9784537138962

東京百花繚乱

¥682

商品レビュー

5

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2019/05/16

大事な結論から、真っ先に言っちゃっていいならば、これは、続編が読みたい たったの一巻で終わらせるってのは、もったいなさすぎる、良い内容だ、この『東京百花繚乱』は 都会に店を構えている花屋の主人である青年は、実は、凄腕の殺し屋 ベタすぎる主役設定ではあるのは否定しないが、その定番を...

大事な結論から、真っ先に言っちゃっていいならば、これは、続編が読みたい たったの一巻で終わらせるってのは、もったいなさすぎる、良い内容だ、この『東京百花繚乱』は 都会に店を構えている花屋の主人である青年は、実は、凄腕の殺し屋 ベタすぎる主役設定ではあるのは否定しないが、その定番をストーリーの安定感が、とても良い物、と断言できる域に引き上げている また、アクションシーン、正確に言えば、悪党に銃弾をブチ込むシーンには、この手の作品特有かつ絶対的に必要な爽快感があり、読み手のストレスを吹っ飛ばしてくれる 殺し屋家業である以上、主人公は決して、善人ではない しかし、彼の標的となる輩は、とことんのクズ この世に死んでいい奴なんていない、そんな綺麗事すら霞むほどの悪行三昧を積んで、しかも、反省の態度が見られない以上は、命を刈り取られても文句は言えない 主人公は、金ではなく、理不尽な哀しみを背負わされた弱者を救うために、今日も手に銃を握り、弔花を弾丸と共に届ける 正直なトコ、西川秀明先生の『職業・殺し屋』、岩城宏士先生の『スモーキング』、反転シャロウ先生の『先生の優しい殺し方』の質には、まだまだ、遠く及ばない けれど、続きが読みたい、と強く願えるほどのクオリティである事は、私が保証する 漫画ゴラクでの連載復活が厳しいのなら、やはり、ここは双葉社、月刊アクション編集部さんに、朝日先生に声をかけてもらおうか また、ドラマ化もしてほしいな、と思う。スタッフは、やはり、『スモーキング』の製作陣にお願いしたい所だ どの回も、猛毒で毒を制す系の作品としてグッと来るものばかり サブタイトルに花の名前を付け、作中で花言葉を紹介しているので、主人公の表の顔が花屋である事が、良く活かされているように思えた そんな中から、私がお勧めしたいのは、やはり、掴みとしてバッチリな第1話「赤いゼラニウム」だ ヤクザにも、良い奴(?)はいるが、イメージ的にはクズ揃い。クズもピンからキリまでいるが、特にゲスいのは、親と子の義理を蔑ろにし、女を殴り、悲しい涙を流させる奴 そんな腐れヤクザを、最初のターゲットに持ってくる、そこが私好み この台詞を引用に選んだのは、朝日先生が大事な事を分かってくれてるなぁ、と感じたので このような決め台詞があると、ダークな作風の漫画は、ビシッと締まって良い 「遺言は、いただきました。私からの弔花です。地獄花・・・お納めください」(byスノードロップ)

Posted by ブクログ

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