商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2019/02/18 |
JAN | 9784642071024 |
- 書籍
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日本人のひるめし
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日本人のひるめし
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
日本の昼食に焦点を当てた食文化史 特に昼食としてよく食べられてきたおにぎりや蕎麦などの、和食的なファストフードについて各食材ごとに要点をまとめてあります。 【こんな人におすすめ】 和食の歴史について学びたい人 【目次】 「ひるめし」の誕生 弁当の移り変わり 給食と食生活への影...
日本の昼食に焦点を当てた食文化史 特に昼食としてよく食べられてきたおにぎりや蕎麦などの、和食的なファストフードについて各食材ごとに要点をまとめてあります。 【こんな人におすすめ】 和食の歴史について学びたい人 【目次】 「ひるめし」の誕生 弁当の移り変わり 給食と食生活への影響 外食の発達( 「ひるめし」と麺類( 国民食のカレーライス 箸の誕生と日本への伝来
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
適当に手に取ったけれど、身近な食に関する小ネタが豊富でとても面白かった! ひるめしの成り立ち、そして昼に食べられる料理の成り立ちなどで構成されている。 以下、面白かったネタ ・日本はもともと1日2食、朝と夜(夕方) ・公家社会で昼が食べられるようになり、寺院で間食とこめ点心が食べられるように。江戸時代になり武士や庶民も3食に。 →働く時間が長くなったため。油が安価になり夜も働けるように。 ・弁当は米を乾かしたものがはじまり。外出しても外食できる場所がなかったので、家から持ち運ぶように。 ・学校給食文化は、もともとは子どもの栄養補填のため→ゆくゆくは兵士になるので ・幕の内弁当は、芝居の幕が閉まった時に食べられる物が起源 ・パンの普及は給食から。 戦後食糧難となった日本はアメリカの食料援助で小麦の供給量がふえて、給食はパンがメインに。アメリカは冷戦で日本をアメリカ側にするために援助を行なった。 その後、アメリカが、米食べると病気になるとうそを流行らせ(!)パン好きになった日本人の子どもは、米国農産物の最大の買い手に。 ・東日本は豚肉、西日本は牛肉となったのは、西日本で牛が水田を耕すために利用されていたため。 ・外食のルーツは江戸時代の茶屋(浅草の奈良茶) ・江戸の大火が頻発し、どうせ燃えるからものを買わない→だったら良いものを食べて体を強くしようと外食文化と宵越しの金を持たないという江戸っ子気質が生まれた ・江戸は、単身男性が多く屋台飯が普及 ・寿司、てんぷらは屋台発祥。天ぷらは、火を使うため家での調理は禁止されていた。 ・そうめん、うどんは中国から? ・江戸時代はうどん文化 ・そばにつなぎとして小麦を入れるという技を覚えてから蕎麦文化になった江戸時代 ・カレーの成り立ちは、植民地であるインドにいった英国人が、カレーを忘れられず、スパイスを調合してとほみをつけてカレー粉として発売→英国への憧れがある日本人は英国からの輸入であることが後押しとなりカレーが浸透 などなど…
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ひるめしは、社会の変化を反映している。 1日2食から3食への変化と、日本人とひるめしの関わり、「ひるめし」の代表格である給食、弁当、外食の歴史をはじめ、おにぎりや麺類、カレー、そば、天ぷら、寿司といったも食べものの歴史が簡潔にまとめられている。 著者は食品会社で商品開発に長年携わ...
ひるめしは、社会の変化を反映している。 1日2食から3食への変化と、日本人とひるめしの関わり、「ひるめし」の代表格である給食、弁当、外食の歴史をはじめ、おにぎりや麺類、カレー、そば、天ぷら、寿司といったも食べものの歴史が簡潔にまとめられている。 著者は食品会社で商品開発に長年携わってのち食文化史家となった方。学術的な視点というよりも、たくさんの資料からからまとめられているという感じなので、社会構造や性別役割などについてはあまり踏み込まれてはいない印象だけれども食べ物の歴史をざっと知りたい時には重宝しそう。情報や蘊蓄が詰まっている。
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