商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2019/01/30 |
JAN | 9784488737078 |
- 書籍
- 文庫
世界が終わる前に
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
ビブリオバトルシリーズ第三弾。このシリーズを読むと読みたい登録が増えるばかりなので困ってしまうのだが… 以前のシリーズでの読みたい本ですら、まだ未読だし。 今回は厳選に厳選を重ね、熟考に熟考し以下の本を追加。 電氣人間の虞・ミカるんX・超殺人事件・ひとめあなたに…。ベストチョイス...
ビブリオバトルシリーズ第三弾。このシリーズを読むと読みたい登録が増えるばかりなので困ってしまうのだが… 以前のシリーズでの読みたい本ですら、まだ未読だし。 今回は厳選に厳選を重ね、熟考に熟考し以下の本を追加。 電氣人間の虞・ミカるんX・超殺人事件・ひとめあなたに…。ベストチョイスじゃないでしょうか。 ミカるんXは聞いたこともなかったが、ウルトラシリーズにインスパイアされた作品。コミックだがなんとラストにユーミンのVOYAGERが流れる。小松左京先生の映画さよならジュピターなのだ。書かれている映画へのコメントには、もう苦笑するしかないが、この漫画を庵野秀明が読んでいない訳もなく、シン・エヴァのラストはここからきていたのだなぁ。 また、冒頭、空が初めて夏コミを体験する「空の夏休み」が入っていて、コミケに行ったことの無い私にはとても参考になった。 真鶴高校ミステリ研究会の早乙女寿美歌と、BSIビブリオバトル部菊地明日香。二人の驚くべきラストも含め、今回も実に楽しかった。二人の続きも気になる所。 何しろ読み終わったリストは殆どミステリ・SF・ノンフィクションなのだから、このシリーズがハズレの訳が無い。
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コミケ参戦の番外編は懐かしい〜と思いながら。本編ではラストで、え、明日香さん? ええっ、銀くん? えええぇ!! となって読了。次巻どうなるんだろう? 新井素子さんの『ひとめあなたに』は怖かったな。あれはSFじゃなくホラーだと思う。
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内容としては伏木さんのコミケ初体験の番外編と 真鶴高校ミステリ研究会との公園でのビブリオバトルと 図書館でのミステリがテーマのビブリオバトル 伏木さんのコミケ体験の番外編から始まるけど、実はこの番外編が1/4を占めるし、色々と大事な伏線があったりするので全然番外編ではない 僕...
内容としては伏木さんのコミケ初体験の番外編と 真鶴高校ミステリ研究会との公園でのビブリオバトルと 図書館でのミステリがテーマのビブリオバトル 伏木さんのコミケ体験の番外編から始まるけど、実はこの番外編が1/4を占めるし、色々と大事な伏線があったりするので全然番外編ではない 僕はコミケには行ったこともないし、行く気もないけど 「げんしけん」やら他の作品やらネットの情報やらでどんものかは一般人よりは知っているのでコミケに関して特に新しい知見はなかった しかしまぁ、そんな知識もない伏木さんや銀くんにとっては結構なカルチャーショックだったんではなかろうか? それにしても特撮ヲタおじさん達の熱意よ…… 「さよならジュピター」はそんなに駄作なのか?(笑) 最近の話題で言うなら、シン・エヴァンゲリオンのインタビューで庵野秀明が語っていたけど、松任谷由実の「VOYAGER」を挿入歌に使ったのはさよならジュピターが好きだからだとか ま、好きな作品であると同時に駄作であることも認めていたわけだけれども(笑) なおさら興味を惹かれるよ そして、2つのビブリオバトル 紹介された中で読みたくなったのは「黒後家蜘蛛の会」かな 僕は日常の謎が好きなのでね あと「超殺人事件」も面白そう 砂糖菓子の弾丸は、埋火くんもフィクションだけど投票しても良いと思えるというのも頷けるんだけど だとしたら、埋火くんは現実に即した重めのテーマを扱っているんだったらフィクションでもいいって事なんじゃねーの? ちなみに、新井素子の「ひとめあなたに…」は既読 新井さんはエッセイも含めれば著作の半分以上は読んでいると思う ちなみに、新井素子に関しては現在のラノベの典型である一人称視点超口語(勝手に命名)という先駆けという認識 当時、この文体に対して星新一は絶賛したけど、小松左京や筒井康隆は違和感を覚えたというエピソードも好き 星新一の懐の広さよ 「ひとめあなたに…」はコトコト煮込んだシチューが結構なトラウマ 松任谷由実のチャイニーズスープを口ずさみながらというあたりが、矛盾してるかもだけど「正常な狂気」のようなものを感じるんだよなー でもまぁ、一番印象に残るのは寿美歌のプレゼンそのもの どっちのプレゼンもね 種明かしをされると、そこまで日常に伏線を張っておいたのかー!という驚き そしてその用意周到さが更に後のストーリーなって効いてくるというね 青空ビブリオバトルや図書館のビブリオバトルの後でも読んでいて衝撃を受けるのに、ラストまで読んでさらに驚かされるというね ネタバレ込みで語れないのがもどかしい 米澤穂信の「愚者のエンドロール」も途中で引き合いに出されているし、その辺の伏線の張り方が秀逸 だけど、詳しくは語れない…… 作中でも、ビブリオバトルでミステリを紹介する難しさが語られている ------------------------------------- 寿美歌さんのようなミステリ好きの人は、 ビブリオバトルで常にそのハンデを背負ってるわけですね。 ミステリの魅力はトリックで、 最大の見せ場はトリックの解明シーンのはず。 そこに触れることなく、 どうすれば作品の魅力を伝えられるのか――これはかなりの難問です。 ------------------------------------- これは確かにわかるー 青空ビブリオバトルでも「イニシエーション・ラブ」が紹介されていて 質問に対しても答えられないケースが多々あって、既読の立場としては「そうですよねー」としか思えないものね 正にこの本を読書会で紹介するとしたら、紹介の仕方にとても困る 一点結構気になったのは、視点がコロコロ変わるところかな ま、誰の視点かを読者に想像させるのも含めての部分があるとは言え、明らかに伏木さんと埋火くんのところはどっちかに固定でもよかったんでは?とも思う
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