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言鯨【イサナ】16号 ハヤカワ文庫JA
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言鯨【イサナ】16号 ハヤカワ文庫JA

九岡望(著者)

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言鯨【イサナ】16号 ハヤカワ文庫JA

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/01/23
JAN 9784150313562

言鯨【イサナ】16号

¥858

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2024/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ファンタジーのようでSF。  「言鯨」「鯨骨街」「蟲」「奇病」独特の世界観で、終盤までは完全にファンタジーだと騙されていました。  文章はやや独特で、私のようなファンからすると最初の一ページ数行で「あぁ、九岡望の文だ」とわかるような不思議な魅力があります。  基本的にシリアスとコミカル、アツい展開の使い分けやそれぞれの繋ぎが凄く上手い人です。

Posted by ブクログ

2024/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった、と言えるのだけれど、いざ感想を書こうとすると何から話したらいいのか…となる不思議なお話でした。 砂みたいにサラサラと言葉が崩れていく。単にまとめられないだけだけど…… 「砂まみれの世界で人間のふりをしている」というのは某SF作家さんの世界を思い出しますが、こちらは人間ではないことに当人たちが気付いていない。 死んだらサラサラ崩れて風になる、というのは人間じゃなくて砂で作ってるお人形さんだからか…。 真に人間だった人たちはその姿を失い、取り残され遠の眠りについてたけれど一人目が起こされ、その一部が主人公と融合しちゃってて……から始まる仲間探しと、破壊と再生。 砂まみれの世界だから、皆さん海の生きものの名前が付けられてるのかな。せめてもの、みたいな。。 ラストもよかった。お互いに名前を忘れてはいるけど、鯱と旗魚は人間を探す旅に出たんだなぁ(ここはちょっと最終兵器彼女っぽい……)。

Posted by ブクログ

2024/01/09

前半は砂漠の惑星を舞台とした冒険物として物語が進んでいき、後半から世界の成り立ちなど解き明かされていく怒涛の展開、とてもワクワクしながら読み進めることができました。 主人公の旗魚(カジキ)とひょんなことから行動を共にすることになる"運び屋"の鯱(シャチ)が、...

前半は砂漠の惑星を舞台とした冒険物として物語が進んでいき、後半から世界の成り立ちなど解き明かされていく怒涛の展開、とてもワクワクしながら読み進めることができました。 主人公の旗魚(カジキ)とひょんなことから行動を共にすることになる"運び屋"の鯱(シャチ)が、だんだんとお互いを信頼していくようになっていく展開も良く、良いからに後半はしんみりとしてしましました。また、同じく行動をともにすることになる"蟲使い"の珊瑚(さんご)は完全にヒロインでした。 物語は"言葉"が重要なキーワードになっており、文章の書き方も変わった節々があり面白かったです。本書のタイトルについても、最後まで読み終わり「ああ、なるほど」となりました。

Posted by ブクログ

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