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自由なサメと人間たちの夢 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/01/18 |
JAN | 9784087458299 |
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自由なサメと人間たちの夢
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自由なサメと人間たちの夢
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
「アイドル」「ラメルノエリキサ」に続き。 近くの書店では置いてなく、Amazonで購入しました。 短編集です。 『ラスト・デイ』 死にたいけれど、死ぬというのは一回しか経験できないから、もったいなくて死ねない。 希死念慮のなかリストカットをくり返す女性が入院中にある決断をする...
「アイドル」「ラメルノエリキサ」に続き。 近くの書店では置いてなく、Amazonで購入しました。 短編集です。 『ラスト・デイ』 死にたいけれど、死ぬというのは一回しか経験できないから、もったいなくて死ねない。 希死念慮のなかリストカットをくり返す女性が入院中にある決断をする。 『ロボット・アーム』 仕事中の事故で手を切断した男性は、義手を装着する。 アームを改良し、自分は英雄になるべく立ち上がる。 『夏の眠り』 自在に操ることができる夢、明晰夢。 大学の長い夏休み、僕は明晰夢を見る。 『彼女の中の絵』 毎週土曜、美術館で模写を行っている、わたし。 そこに現れた彼女は、彼女が夢の中で見た絵を描くことになる。 『虫の眠り』 彼女のあだ名は「ムシ」だ。 ムシがクラスメイトをボールペンで刺した。 『サメの話』 『水槽を出たサメ』 自堕落なキャバ嬢が、憧れのサメを飼う。 そのサメはなぜか自分に語りかけてくる。 思春期だったり、 心が不安定になったり、 見て見ないふりしてやり過ごした気持ちだったり、 そういった感情を「ほら」と書いてくれているような一冊です。 イライラや不快感、寂しさや悲しさ、 そんな感情を抱き合わせて、 その先を想像させてくれる一冊でした。
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「サメの話」と「水槽を出たサメ」が好き。 時間はかかるかもしれない、失った時間は取り戻せないけどそれでも自分らしく前を向こうって思える作品。 怖かったはずのサメが愛おしくて頼もしい存在に感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラスト、デイ1年前の友達も家族も上手くいかなくて自分のお葬式のセットリストを考えてた厨二病の自分を思い出して切なくなった。 ロボットアームは、まつパ、眉毛ワックスを終わったあと、なにかの戦いに勝ったような気持ちとなんか似てるなって思った。 虫の眠りが1番好きだった。自分がどう見られるか、その判断は、価値は、そばにいる人で計られるそういうところが共感でグサッときた。最後の1文の 皆、各々が信じる夢の中で、生きているのだから を4回読んだ。 サメの話は、自己肯定感が低くなった時に、自分は、そう思わないように人間力を上げろとか、実力をつけろとか言われたいんじゃなくて、ただただ話を聞いてほしい、そんなことないよって生あたたかい言葉をかけて欲しいだけなんだなって思った。
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