商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2019/01/12 |
JAN | 9784488186050 |
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
私の頭が悪すぎて、全てを理解するのは無理でしたが、今までのシーラッハの作品にも通じる、一貫した「罪とは?」「犯罪とは?」という問いかけが、波のように押し寄せる1冊でした。 奥深い。 日本の読者のみなさんへ、が、良寛の一句から始まるとは思わず、嬉しいとの同時に、知識の深さに驚いた...
私の頭が悪すぎて、全てを理解するのは無理でしたが、今までのシーラッハの作品にも通じる、一貫した「罪とは?」「犯罪とは?」という問いかけが、波のように押し寄せる1冊でした。 奥深い。 日本の読者のみなさんへ、が、良寛の一句から始まるとは思わず、嬉しいとの同時に、知識の深さに驚いた。
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日本語版に寄せられた「日本の読者のみなさんへ」による、著者のメッセージーの中のーうらを見せおもてを見せて散るもみぢ 良寛ーの俳句。善悪二元論で語られる宗教とは違い、全てを内包する仏教。散りながら、裏とおもてさえもどちらが裏でどちらがおもてなのか?作品の中で語られながら、この俳句で...
日本語版に寄せられた「日本の読者のみなさんへ」による、著者のメッセージーの中のーうらを見せおもてを見せて散るもみぢ 良寛ーの俳句。善悪二元論で語られる宗教とは違い、全てを内包する仏教。散りながら、裏とおもてさえもどちらが裏でどちらがおもてなのか?作品の中で語られながら、この俳句では語り尽くせない人間の本質は、善悪さえも一体不ニの気がする。緑、赤、青と、全てが混じり合って、、、表紙の合成写真のように、、、。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
緑の章から赤の章に移った時、 あれ?っと思った。 なんか、どっか、読み落とした? 戻ってみたが、いや、ページは正しい。 突然の展開に戸惑いつつも、 単純なので ま、いっか と読み進める。 読み進めると、事態が理解できてくる。 なぜ、被害者がいないのに、彼は逮捕されたのか? それは、ある意味、拷問をすると脅して自白させたことと同じ理由か。 被告側の弁護士VS被告人を取り調べた刑事のやりとりは、圧巻。 なにを持って正義とするの。 正義とは何か。 正義と悪は表裏一体。 そして、真実とは何なのか? 216ページのピーグラー弁護士の言葉。 で、結局、 この被告は、自分の芸術作品のために、逮捕され殺人犯として交流され、裁判にかけられた の? すべては、自分の芸術のため? これは、すべて、彼の計画、演出だったって事? 平凡な、単純な、頭脳しか持たない私には、なかなかに理解できない事柄だけれど、 弁護士のピーグラーさんは、理解できたんだよね。 というか、彼だから理解できると思って弁護を依頼したということか。 まさか、それも計画? 一面からでは、何事も判断できない・・・
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