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アメリカは日本文化をどう読んでいるか 村上春樹、吉本ばなな、宮崎駿、押井守
3,520円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春風社 |
発売年月日 | 2019/01/15 |
JAN | 9784861106194 |
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アメリカは日本文化をどう読んでいるか
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アメリカは日本文化をどう読んでいるか
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商品レビュー
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世界で有名になった日本の作品の翻訳は、元の作品をうまく英語圏に伝えられているのか?翻訳された作品を通して日本を見る外国人は、日本人と同じようにその作品を捉えられるのか?というテーマの本。 最近吉本ばななを英語翻訳版で読んだのをきっかけに気になり手に取った本。 取り上げている作家や...
世界で有名になった日本の作品の翻訳は、元の作品をうまく英語圏に伝えられているのか?翻訳された作品を通して日本を見る外国人は、日本人と同じようにその作品を捉えられるのか?というテーマの本。 最近吉本ばななを英語翻訳版で読んだのをきっかけに気になり手に取った本。 取り上げている作家やクリエイターは、村上春樹、吉本ばなな、宮崎駿、押井守。 川端康成で日本を理解していた欧米人に、これらの作家が描くポストモダンな日本は、適切に伝わる形で翻訳されているのか? 学術書なのかな、分類としては。 日英の原文と翻訳文の引用がたくさんあり比較されながら、またこれまでの翻訳比較論の先行研究も紹介しながら、論じられてゆく。 英語がそこそこわかる人には興味深い内容だと思う。 この本を読むきっかけとなった吉本ばななの翻訳については、発表当時の文壇に衝撃をもたらした少女性のモダンな表現が焦点になっている。 文章の中の言葉の並び方、文の続き方が特徴的な作家で、それ自体が若い女性の心の動きを良く表しており作品の重要なところなのだという分析。 いろいろな翻訳家の取り組みを並べて見ると、どうも日本語と英語の文法的な語順の違いが、吉本ばななのその特徴を翻訳文に反映することを難しくしてるようだった。 また、多用されている日本語の「思う…思う…」は、thinkと訳すとあまりネイティブらしく無いようで、けっかどの翻訳家も使用を避けていたのだが、しかし「思う…思う…」という表現が日本語版では小女性の表現上重要な役割を果たしてきたのだとか。 やっぱり原文で読めることが一番良いってことね、どんな作品も。
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日本文化が文学を通してアメリカに、どのように伝わっているかを説明している。村上春樹、吉本ばなななど特定の作家の翻訳を使い、具体的に説明しているものの、本だけではなく日常の人々の行き交いによる文化交流等の影響が加味されていないため、今後どのようになるか予測を立てづらい。
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