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生き残る判断 生き残れない行動 災害・テロ・事故、極限状況下で心と体に何が起こるのか ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/01/09 |
JAN | 9784480435736 |
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生き残る判断 生き残れない行動
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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
災害、パニック、テロなどの有事の際、生き残る判断をした方々の行動がわかります。有事の際に、アドレナリンが出過ぎて、固まってしまうというのではなく、行動できるようになりたいと思いました。
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9.11を始めとしたテロ災害や自然災害下で、人間はそれらの危機をどのように認識し、どのような行動をとるのか。それは何故なのかを体験談や専門家へのインタビューを集めて丁寧に追いかけた本。脳の認識の話や行動学の話など、かなり難解な話が含まれているため、読みづらさは有るが、それに輪をか...
9.11を始めとしたテロ災害や自然災害下で、人間はそれらの危機をどのように認識し、どのような行動をとるのか。それは何故なのかを体験談や専門家へのインタビューを集めて丁寧に追いかけた本。脳の認識の話や行動学の話など、かなり難解な話が含まれているため、読みづらさは有るが、それに輪をかけて訳文がこなれていないのと、話題が色々な所へすっ飛んでいったり戻ってきたりする構成が、この本の読破率を下げるのではないかという気がしてならない。貴重な体験談が豊富に収録されているので、それらを災害ごとにまとめて分析していった方が読みやすかったのでは?と思う。
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大災害で生き残った人は、その時、どう行動したのか。 亡くなってしまった人はどうだったのか。 本書では、そうしたことを、生存者へのインタビューや、当時の記録などを広く集め、検討されていく。 9.11テロ、ハリケーンカトリーナ、ポトマック川へのエア・フロリダ機不時着、メッカへの大巡...
大災害で生き残った人は、その時、どう行動したのか。 亡くなってしまった人はどうだったのか。 本書では、そうしたことを、生存者へのインタビューや、当時の記録などを広く集め、検討されていく。 9.11テロ、ハリケーンカトリーナ、ポトマック川へのエア・フロリダ機不時着、メッカへの大巡礼ハッジに参加する群衆圧死事件、ハリファクスの爆発事件など、日本でも知られているもの、そうでないものが取り上げられる。 取り上げられる災害は、種類も状況もあまりに違いすぎる。 だから、本書に「サバイバル・マニュアル」の役割を期待するのは難しい。 例えばこんなことだ。 心理的な側面では、災害に気づいたとき、「否認」の状況に入る。 致命的な事態になるまで時間がある場合なら、そこからどう抜け出して、すべきことをきちんと思考するか。 大きな音が否認状態を抜け出すのに効果があるともいう。 ただ、生存した人の中には、すぐに行動しなかったから助かった例もあり、なかなか一筋縄にはいかない。 とはいえ、今そこにありうる危険を予測することや、その危険に対して何をすればいいか、知っておくことは重要だという指摘は、本当にその通りだと思う。 「その時」が来たとき、無意識に体が動く状態にしなければ対応できないともあった。 それから、パニックを避けるためにも、ヨガの呼吸(4秒息を吸い、4秒息を止め、4秒で吐く)をあえてすることも効果があるとも。 この教訓を、自分はどう生かしていけるか。 著者はアメリカの人だが、アメリカ的だな~と思ったのは、災害時英雄的なふるまいをする人についての考察があるところだ。 第8章である。 例の「ポトマック川の奇跡」のエピソードで、極寒のポトマック川に飛び込んだ人々は、必ずしも普段から英雄的なふるまいをするような人ではなかったとのことだ。 人柄というより、自分にはできる能力があるという自信などの方が、英雄的行動をとれることに関わっているという指摘は、意外だっただけに印象に残った。
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