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室町無頼(上) 新潮文庫
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室町無頼(上) 新潮文庫

垣根涼介(著者)

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室町無頼(上) 新潮文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/02/01
JAN 9784101329789

室町無頼(上)

¥781

商品レビュー

4.2

34件のお客様レビュー

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2025/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貴重な室町時代小説、土倉の用心棒という設定で天涯孤独で生き方が歪む時代の落とし子才蔵が骨皮道賢に鎧袖一触叩きのめされ・・・拾われる 室町ビッグネーム道賢の悪党ぶりを描きながら時代の垢をこびりつかせた少年(才蔵)は蓮田兵衛(ビッグネーム②)に預けられた、得意のこん棒技術を磨く修業を丁寧に描く意味があるのかと思いながら読み進んだが、少年以上に読者の神経が研ぎ澄まされた 「自分の居場所というものは、自らの手で作っていくしかないのか」生き方を考える術もない少年は、無法な生き方の道賢や風来坊的な蓮田に出会う事で体も心も出来上がっていく

Posted by ブクログ

2025/02/03

「光秀の定理」「君たちに明日はない」に続き、3作目です。 (「信長の原理」は積んでます。苦笑) 映画ポスターの大泉洋が格好良すぎて。 ずっと気になってましたが、 社内の人のおすすめということもあり、 手に取りました。 歴史が詳しくない私ですが応仁の乱以降は、 戦国時代に突入と...

「光秀の定理」「君たちに明日はない」に続き、3作目です。 (「信長の原理」は積んでます。苦笑) 映画ポスターの大泉洋が格好良すぎて。 ずっと気になってましたが、 社内の人のおすすめということもあり、 手に取りました。 歴史が詳しくない私ですが応仁の乱以降は、 戦国時代に突入というイメージがあり。 その直前ということで、 腐敗、荒廃、飢餓、閉塞感のある雰囲気です。 食べるものにも困り、 あちらこちらで搾取され、 戦に敗れれば浮浪者に。 冒頭で登場するのは才蔵という青年。 この人が大泉洋?と思ったら、違いました。苦笑 大泉洋が演じる兵衛が登場、納得でした。 自分で考えて決断し、答えを出すこと。 それぞれが辿る道。 下巻を読みます!

Posted by ブクログ

2025/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大泉洋主演とのことで気になっていた時代劇もの。 ガンダムジークアクスや忍たまと並んでたのでこっちも見てみようかと思ったものの、どうやら原作がある様子、しかも著者がなんか聞いたことある垣根涼介さん。 何を読んだのかと著者近影を見てみても、最近の作品には全然ピンとこない。名前を覚えてたのは午前三時のルースター、2000年の作品だった… 25年前、だと… 高校卒業したときじゃないか。若い。そしてもちろんその本の内容は全く覚えていない。 とはいえ、これも縁だし、映画より小説のほうが好きなので、映画は見るかもしれないがとりあえず原作を読んでみることにする。これに関してはネタバレとかは気にしない。 原作第一だからむしろ映画を見てしまうことの方がネタバレ判定なのだ。 そして読み終わった。上下別だけど、上巻の方に全部感想書いちゃうぜ。 ただ、感想というと「面白かった!」だけになってしまうのが我ながら浅くて情けない。が、娯楽小説ってそういうもんだし… とはいえ、これまで読んできた歴史小説とはなんか違う感じがした。特に違うのは、ときに触れ現代の知識と比べて補足してくれるという読みやすさ。 例えば京都の地理だったり、その当時の文化は今の文化で言うとこれこれ、みたいな。最初は急に頭を現代に戻されてびっくりするが、慣れると注釈が本文に入っているような感じに読める。 そしてもう一つ違うのは、修行シーンが長い!上下巻あるのだが、上巻ではその修業が終わりすらしない。主人公の才蔵はもともと強くはあるのだが、まだ全然無敵ではなく、なんか偶然強かった純朴な若者で、下巻の中盤くらいでようやく強いシーンが描かれ始める。 それまでは主人公以外の二人のメインキャラについて描かれる方が長く、まあこの二人もかっこいい。本人が言っているように、「人としてどこか欠けている」のだが、社会のために命を賭けて動いている。そして大局を見ている。 また、舞台が京都ということで地理に疎いが関西人の自分には案外場所がわかる。まあ、出てくるのが鴨川や伏見稲荷とかなので、関西人でなくても分かるとは思うが。 なので、その頃の京都では餓死者が鴨川に浮かび、その腐肉をカラスがついばんでいた、みたいな描写があると、今飛んでいるカラスはそんなカラスたちの子孫なんだなぁとかエグい想像をしてしまったりする。地理関係ないけど。 フィクションなのかなと思ったけど、才蔵はともかくかっこいい大人たち二人は実在していたらしく、それを膨らませて書いたのがこの小説らしい。 しかし映画版、もしかして才蔵が大泉洋なのか?なんかイメージがだいぶ違うが、それはそれで結構気になる。見てみたくなった。

Posted by ブクログ