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「中国製造2025」の衝撃
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「中国製造2025」の衝撃
¥1,870
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
中国製造2025は2015年5月に中国が発布した国家戦略で、ハイテク製品のコア技術を獲得するとともに、宇宙開発等も推進しようというもの。この背景には、2012年の尖閣問題で、日本製品不買運動が持ち上がったときに、結局スマホなどメイドインチャイナのハイテク製品に日本製のキーパーツが...
中国製造2025は2015年5月に中国が発布した国家戦略で、ハイテク製品のコア技術を獲得するとともに、宇宙開発等も推進しようというもの。この背景には、2012年の尖閣問題で、日本製品不買運動が持ち上がったときに、結局スマホなどメイドインチャイナのハイテク製品に日本製のキーパーツが使われており、それが反政府運動に繋がりかねなかったという状況があった。 新常態という概念も中国製造2025と関連づけられたものであり、成長率が多少低下したことはハイテクへの投資が優先されているから、と考えるべき。 中国の半導体メーカーは世界トップに登り詰めており、その原動力になっている人材を精華大学など世界トップクラスの大学から国内で賄えるようになっている。また、量子コンピュータ、量子暗号の分野では中国が先駆けて墨子号を実用化させている。 中国はアフリカ諸国との連携を深めており、米中関係で困った時の日本カードを使ってくるなど外交もしたたかに展開している。 簡単に一帯一路一空一天を実現させていいのかという筆者の問題意識には強く共感する。コロナ後の世界の動きを踏まえてどう中国関連の情勢を筆者が分析するかは気になる。
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世界情勢は、毎年どころか日々刻々と変わる。 この本も2019年1月の上梓なのだが、既に若干の既視感が見える。一帯一路、中国製造2025が最高にパワーのあった当時としては、かなり深い分析のなされた良書と思う。
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会社で回覧。 中国の中国製造2025の成り立ちを解説。 反日デモは反政府デモの表の姿でもある。 国家戦略の一端を知ることができた。 脅威に感じると共に、日本の国家戦略はどうなのか知りたい。
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