東大生の本の「使い方」 「考える武器」としての読書

重松理恵(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2018/12/07
• JAN: 9784837927594

商品レビュー

2023/10/07

目次を見て、おっ！伊沢さんおるやん！水上さんもいるやん！養老さんまでいらっしゃるやん！と嬉しくなって手にとった。
「東大生」の括りに、若い人から年配の方まで入れてくれたのが嬉しい。

私が一番響いたのは、上の御三方ではなく全く知らない山口真由さんという方のコーナー。
私は小さい頃から本を読むのが好きだけど、有名な本やビジネス書ではなく小説や自分の関心のある分野ばかり。
それも本屋や図書館で実物を目にして、おっ、いいなあと気になった本しか読まないという読み方を続けてきたから、最近これでいいのかなあと不安になっていた。
というのも、成功者やお金持ちは本を読む、とか頭の良い人は読書する、とよく耳にするようになり
その本の読み方が、明らかに自分とは違うことが分かっていたが、どう違うのか、本の選び方からすら分からなかった。

そんなところに、私と近い考えの方の文を読めた。
自分の好き嫌いで選んでいいのだし、何かを得るために本を読むだけではなく、現実逃避のために本を読んだって、いい。
自分の本の読み方に背中を押してもらえた気分になって、この本を開いてみて良かった。

そして養老さんは相変わらずですね。
感覚を言葉にする、うまく表現できないもどかしさが苛立ちに変わり、「上手く言えないけど」「なんとなく」「なんかそんな気がする」と稚拙な言葉を使っていた自分を見透かされた感じ。恥ずかしい。

2023/02/03

【今後読みたい本】
1. これからの正義の話をしよう
2. 20歳のときにしっておきたかったこと
3. TEDトーク 世界最高のプレゼン術
4. 読書の技法
5. 東大教授が教える独学勉強法
6. 銃・病原菌・鉄
7. 人工知能は人間を超えるか
8. MAKERS
9. ミクロ経済学の力
10. 大学で何を学ぶか
11. それでも，日本人は戦争を選んだ
12. 戦士後の正体

2022/12/13

後半3分の2は東大の書店で売れた本の紹介にとどまっていて、次に読む本の参考にはなるけどこの本自体の内容が少ない。