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ピーポー&メー 戸川純エッセー集
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ピーポー&メー 戸川純エッセー集

戸川純(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 Pヴァイン
発売年月日 2018/12/03
JAN 9784909483140

ピーポー&メー

¥2,530

商品レビュー

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2023/08/26

このエッセイは女優としての純ちゃんがメイン。ミュージシャンとしていの彼女が特に好きだった私には、目新しいことを多く知ることが出来た。 久世光彦:監督としてTVドラマで度々彼女を使う。主役にも抜擢。しかし、彼女は久世の現場が余りにもつらく、もう彼のドラマには出ないと要望。今では少し...

このエッセイは女優としての純ちゃんがメイン。ミュージシャンとしていの彼女が特に好きだった私には、目新しいことを多く知ることが出来た。 久世光彦:監督としてTVドラマで度々彼女を使う。主役にも抜擢。しかし、彼女は久世の現場が余りにもつらく、もう彼のドラマには出ないと要望。今では少し後悔。久世氏が著者の妹京子さんを使うこともあったが、監督は「やっぱり姉ちゃん、才能あるよな」と純ちゃんに言ったという。 蜷川幸雄:蜷川氏も彼女を高く評価。アングラからメジャーに行ったことで苦悩があるが、彼女の「諦念プシガンガ」を聴いて慰めてもらうと語った。NHKの”蜷川幸雄の世界”でもこの曲が使われた。葬儀では「蛹化の女」を流す。 氏の演劇”三人姉妹”に純ちゃんが出た時、彼女は一幕から四幕に至る過程で、”ケロヨン演技”からちゃんとした演技まで自分の判断で演じた。しかし共演者が純ちゃんの演技が安定していないのでやりにくいと蜷川氏に訴えたところ、氏は「戸川さんは幕ごとに演技の質を変えているから許して」と伝えた。 意外だったのはニューウェーブとニューミュージック間の確執なのか、ニューミュージック系から純ちゃんは兎に角嫌われていて、女性歌手で優しく接してくれたのはサンディー&サンセッツのサンディーだけ。(歌姫サンディー良い子だな)矢野顕子「若いくせに諦念なんて、人生を知ったような」「子宮なんて言葉を歌詞に入れるなんて、気持ち悪いじゃない!」「ワサビは少しだからいいの。ワサビだけ食べさせられてもねぇ」天宇受売命の生まれ変わりを自称するユーミンは巫女さんの衣装を着て歌う純ちゃんを見て腹を立て、「なんであの子が巫女なのよ!」と中沢新一に言っていたらしいし…。でも、中枢神経子宮に移る玉姫様は細野さんだし、矢野顕子もユーミンも細野さんと近しい。アルファレコードや¥ENレーベル、高見知佳(ご冥福をお祈り致します)の曲は作詞戸川純、作曲矢野顕子だし…。解らない。

Posted by ブクログ

2019/04/16

戸川純、懐かしくて手に取りました。 遠藤ミチロウや、町田町蔵など宝島世代にとっては懐かしい。 戸川純の突き抜けた歌唱は今でも凄いと思う。 独白のように思考がそのまま言語になっていて生々しくも、胸に何かがヒリヒリするような哀しさや情熱が伝わってきた。

Posted by ブクログ

2018/12/29

戸川純による人物列伝。Phewについての言及あり。戸川純はインタビューでPhewについて「数少ない女性ミュージシャンの中で唯一私と友達になってくれた」と言っている。どのような関係だったのか興味があり手に取る。 Phewについての記述はアルバム「アーント・サリー」が再販された時の...

戸川純による人物列伝。Phewについての言及あり。戸川純はインタビューでPhewについて「数少ない女性ミュージシャンの中で唯一私と友達になってくれた」と言っている。どのような関係だったのか興味があり手に取る。 Phewについての記述はアルバム「アーント・サリー」が再販された時の戸川純によるライナーノーツの加筆再録のみだったので既知の内容。以下Phewについてわかったことを引用。余談だがライナーノーツの記述は一文がめちゃくちゃ長くて死ぬほど読みにくい。他の章はこんなに読みにくい文章ではないのでここだけあえてそうしてるのかもしれないが意図がわからない。 ・79年に発売された最初の「アーント・サリー」は音楽雑誌ロックマガジンの編集長によりノーギャラで400枚限定での生産だった(レコーディング費用はロックマガジン負担)。 ・その後84年にいきなり大々的にリリースされ、Phewや他のメンバーにとって不本意であり、日本全国をまわってでも買い戻したいと言っていた。 ・2002年に再販される際にはもう昔のことだからと気にしていない様子であった。 ・当時アーント・サリー、Phewはパンク系女性ヴォーカリストの憧れの存在であり、Phewになりきるヴォーカリストが多く現れた。ただし実際にライブを見ることができた人がほとんどいなかったので、ライブでのパンキッシュなPhewではなくレコードの中のPhewのマネをして半ばヤケになって歌っているような感を出したり、音痴だけどやる気ゼロ系ってことで私はPhew!みたいな人ばかりだった。 ・表題曲アーント・サリーはマルセリーノの歌のメロディ。 ・Phewは歌がうまい。なげやりな歌い方をしている曲以外ではリズムもメロディも律儀なほどきっちりしている。 ・オカルティックなことはいかにも嫌いそうな人達だが、かつてPhewはインタビューで「1+1は必ずしも2じゃないって事!」と発言し、筆者はとまどいながらその相反する思考性にイメージを裏切らない人だと喜んだ。 ・Phewは私服制の超有名私立大に通っていた。 ・(あとがきより)Phewは、なるべく、ただ、音楽を聴いてほしいだけ、と言っていたのでPhewのミステリアスさを壊してはいけないと思ってエレキングの連載では取り上げないことにした。 岡本太郎とのエピソードも興味深かったのでメモ。 ・岡本太郎と戸川純の実家が近所だった。岡本太郎の家の庭には独特のオブジェが置いてあった。 ・岡本太郎との対談のオファーが来ていざ対談したら緊張して質問がすべて飛んでしまった。それに対して岡本太郎が烈火のごとく怒った。聞くことがわからないってこっちだって困るじゃないか!と。ただしだんだん冷静になった岡本太郎が最後は優しく対応してくれた。

Posted by ブクログ

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