商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/11/30 |
JAN | 9784103185338 |
- 書籍
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最後の読書
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最後の読書
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
なんだか寂しくなってしまうタイトルですが、中身は一周回って前向きです。本を一生読み続けてきた鶴見俊輔や須賀敦子やトーマス・マンや入矢義高や、なにより著者自身はどのように晩年本に向き合った(ている)のか。その人のそれまでの生き方が、晩年の読書スタイルにも反映されるのですね。
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それがどれだけ近いか遠いかは判然としないものの, もはや先の見えている私にとって老人と本との関わりは非常なる関心事である. そういう意味ではこの本は面白い. トーマスマンが老いに抵抗する姿も美しく,悲しいが, この本で一番感心したのは須賀敦子に関する最後の章. 「蟻の街のマリア」...
それがどれだけ近いか遠いかは判然としないものの, もはや先の見えている私にとって老人と本との関わりは非常なる関心事である. そういう意味ではこの本は面白い. トーマスマンが老いに抵抗する姿も美しく,悲しいが, この本で一番感心したのは須賀敦子に関する最後の章. 「蟻の街のマリア」や「鉄道員」などの映画も絡めながら,須賀の軌跡への共感と愛を感じる一文であった.
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晶文社という本屋さんがベンヤミンやブローティガンをだして、一方で植草甚一の驚異的な世界が新書風のシリーズで人をくうというか、あわあわというか、そういう体験を若い世代にさせた編集者が津野海太郎。1970年代か80年代のことでした。 その彼の最後の読書の記録なのですが、どうしてこ...
晶文社という本屋さんがベンヤミンやブローティガンをだして、一方で植草甚一の驚異的な世界が新書風のシリーズで人をくうというか、あわあわというか、そういう体験を若い世代にさせた編集者が津野海太郎。1970年代か80年代のことでした。 その彼の最後の読書の記録なのですが、どうしてこんなに好みが合うのだろうと思いながら、そりゃあそうだ、この人に導かれて本が好きになったのだからというのは60代後半の老人に共通しているかもしれませんね。 ブログにも書きました。読んでいただければ嬉しい。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202007130000/
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