商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/11/15 |
JAN | 9784065132135 |
- 書籍
- 文庫
冥途あり
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
む、むずかしかった〜。小気味がよくてすごく面白いんだけど、なかなかサクサクとは読め進められず。結局ゆっくり1ヶ月かけて読み終えた。 てくてくと河岸を歩いて、あっちの時代、こっちの時代、汽車や車や船に乗り換えて、いろんな場所に連れて行ってくれる小説だった。 終わり方はあっけなく面食...
む、むずかしかった〜。小気味がよくてすごく面白いんだけど、なかなかサクサクとは読め進められず。結局ゆっくり1ヶ月かけて読み終えた。 てくてくと河岸を歩いて、あっちの時代、こっちの時代、汽車や車や船に乗り換えて、いろんな場所に連れて行ってくれる小説だった。 終わり方はあっけなく面食らってしまったけど、あの双子のことだからこんな終わり方も悪くないかなと思った。 ふと何年か後に思い出すようなエピソードや表現がたくさんあって、またすこし人生が豊かになった気分。 祖母の指にはめられた紫水晶。 菓子袋の音に騒ぐ母の小鳥。 砂浜にきらきらと光の反射を落とす父の背中のガラス。
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「わたし」が知らない情報さえも取り込んで、自在な現在形のわたし語りとして綴られていく(解説より抜粋)。この効果により、過去と現在の境目がなくなってどこにいるのかわからなくなった。不思議な読後感を与えてくれる作品。
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散文調が心地よい。現実、幻が混ざり合い、私小説のようなフィクションのような歴史小説のような。戦争、そして広島の話が出てきて驚き、親近感を覚える。
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