商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/11/09 |
JAN | 9784167911768 |
- 書籍
- 文庫
緊急重役会 新装版
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緊急重役会 新装版
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
短編集ということもあり、特に前半2話は「これから」というところで終わっているので、中途半端感は否めない。 しかし、いずれも考えさせられるものはある。 4話の主人公はいずれも、企業においてそれなりの地位にたどり着いた人物あるが、四者四様で、何としてでもトップへ登り詰めようとする...
短編集ということもあり、特に前半2話は「これから」というところで終わっているので、中途半端感は否めない。 しかし、いずれも考えさせられるものはある。 4話の主人公はいずれも、企業においてそれなりの地位にたどり着いた人物あるが、四者四様で、何としてでもトップへ登り詰めようとする者、平凡ではあったがあることがきっかけで欲が出た者、醜いほど自分の地位にしがみつこうとする者、自分の地位に影響することは全く無いはずなのに不必要に意識する者、いろいろである。 どの話も人間の醜さが描かれているが、同時にそれが人間の弱さでもあり、本質でもあるかもしれない。 ゲーム理論でいう「最適な選択」とはおよそ言えないような選択をどの主人公もしていて、結果として破滅を招くケースもあるが、たぶん現実にもある話なのだろう。 どの話にも主人公の対抗となる人物が登場するが、そちらの立場に立って読むと結構楽しめる。主人公の考えが妥当でないことも多々ある。
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