商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 笠間書院 |
発売年月日 | 2018/11/09 |
JAN | 9784305709127 |
- 書籍
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前川佐美雄
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前川佐美雄
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昭和のモダニズム歌人、前川佐美雄のアンソロジー。奔放だがひ弱な青年が、伝統に根ざした歌人へと成長していく過程が短歌に現れている。「何といふ深いつぶやきをもらしをる闇の夜の底の大寺院」「おもひでは白のシーツの上にある貝殻のやうには鳴り出でぬなり」「春がすみいよよ濃くなる真昼間のなに...
昭和のモダニズム歌人、前川佐美雄のアンソロジー。奔放だがひ弱な青年が、伝統に根ざした歌人へと成長していく過程が短歌に現れている。「何といふ深いつぶやきをもらしをる闇の夜の底の大寺院」「おもひでは白のシーツの上にある貝殻のやうには鳴り出でぬなり」「春がすみいよよ濃くなる真昼間のなにも見えねば大和と思へ」「遠き日の朝がたなりし菜の花の一面に咲けばわれも生まれけむ」「夕虹は明るかりけり抱きあげてわが子に見しむ初めて見しむ」「いつしかに老がこころに入りそめて南瓜の花とわれとかなしも」「寒風の吹きすさぶ夜を唸りつつ樹樹はおのれの齢おもふらし」「天空の奥どはすでに秋なれば高度をあげし飛行音澄む」など
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