親鸞と道元 祥伝社新書

五木寛之(著者), 立松和平(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2018/11/02
• JAN: 9784396115548

商品レビュー

2024/09/15

私の道元、私の親鸞：
命のデフレ・魂の教皇
なぜ教団を組織しなかったか
比叡山を下りた理由
戒律を守った道元、破戒した親鸞：
日本化した仏教の存在意義
極端な粗食
死生観
宿業：
地獄は現世にある
個人の救済
地獄は一定すみかぞかし
何が新しかったのか：
隠遁者にあらねば名僧にあらず
悉皆成仏
在家に徹した親鸞・出家主義の道元
言葉に置き換えられない真実の教え
宗教は何かの役に立つのか：
風が吹いてくるような感覚
阿弥陀仏ー隈なく照らす月の光
現代における道元と親鸞
衆善奉行・諸悪莫作
立松和平追想

2024/08/20

8月に読了
戦争を思うと親鸞と道元の異なるアプローチの仏教的考え方が平和ののためには必要
宇宙物理学や量子力学でもこのような考え方がないとブレイクスルーできないのでは？

2018/12/31

立松和平氏ってもうお亡くなりになっているのですね
昔テレビとかでよく見た気がしますが。
親鸞と道元を中心に鎌倉仏教（浄土真宗・曹洞宗等）
を含めた日本の仏教・宗教についての対談集。
最後の現代人のおける親鸞と道元という章においての
自力・他力と宿業を考えたうえで、仏教というのは
非常にポジティブな宗教や考え方であるというくだりは
非常に興味深く面白いと思いました。