ビジネスを揺るがす100のリスク 日経BP総研2030展望

日経BP総研(著者)

• 販売会社／発売会社: 日経BP社
• 発売年月日: 2018/10/29
• JAN: 9784822256173

商品レビュー

2021/07/13

2021年7月に読む。コロナを予見する内容あり。予見しても世界は後手な対処しか出来ていない。実践が如何に難しいか表している。

2020/02/08

ビジネスを行なって行く上で、将来起こり得るリスクには、こんなのもありますよ、というリストの羅列。
2030年までの展望というほど、示唆に富むものではなく、もちろん解決策は書いてないです。
日経新聞を読んでいる感じです。

2019/09/09

今後留意すべきリスクには、次のようなものがある。
・ルール急変：
国家や社会が開かれ、互いがつながる「オープン化」は世界に恩恵をもたらす一方で、その影響を嫌う国もある。例えば「アメリカ・ファースト」を唱えるトランプ大統領は従来のルールを次々に覆がえしている。

・開発独裁優位：
途上国が経済発展のために強権政治を行うことを「開発独裁」と呼ぶ。今、目立つのは、新時代の開発独裁というべき動き。例えば一党独裁の中国では、国民の個人データを国家が一手に握る体制を整えつつある。

・超人化：
テクノロジーで身体能力を高める「超人化」の研究が進んでいる。将来、健常アスリートが成績向上のために足を切って義足にするといった、倫理面の問題が懸念される。

・中間層消滅：
所得格差の拡大、世帯の少人数化などにより、平均的な消費者像を想定しにくくなった。今後、商品・サービス開発では、より精緻なマーケティングが求められる。

・火葬渋滞：
日本は、これから多死社会を迎えるが、火葬場が不足している。特に大都市周辺では、火葬を行うまでに相当の日数がかかる「火葬渋滞」が社会問題となり得る。

・内部情報の暴露：
2018年に導入された「日本版司法取引」により、社員の内部告発が増えるとみられる。また、ネット上での「暴露」も増えている。

・AI（人工知能）の悪用：
AIが普及し、容易に高度な処理が可能となる中、テロリストなどによるAIの悪用が懸念される。企業は、AIによる製品・サービスを提供する側、使う側のいずれであれ、悪用に対する配慮が必要となる。