商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文化出版局 |
発売年月日 | 2018/10/19 |
JAN | 9784579213276 |
- 書籍
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京都の花屋プーゼの花日誌
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京都の花屋プーゼの花日誌
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商品レビュー
5
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『ばらの本』と同じ方の、小さなエッセイを添えた写真集。こちらもAmazonのおすすめリストから借りました。一年の暦に沿ったお花のアレンジメントと、京都の暮らし、花屋さんならではの繊細な目配りによる文が書かれてあります。文中心のエッセイも是非読んでみたい、優しい手触りの文章でした。...
『ばらの本』と同じ方の、小さなエッセイを添えた写真集。こちらもAmazonのおすすめリストから借りました。一年の暦に沿ったお花のアレンジメントと、京都の暮らし、花屋さんならではの繊細な目配りによる文が書かれてあります。文中心のエッセイも是非読んでみたい、優しい手触りの文章でした。 アレンジの新発見は、そう。和花もこの方の手にかかると、とてもシックなのに古臭く感じません。菊や白いコスモスがこんなに清楚で愛らしく見えるなんて。日本のお花にも、もっと目を向けてみたいものだな、と思いました。夏の花だと夕顔が好きな私ですが、それ以外にも和テイストを意識して、花屋さんでそういう花束を作ってもらってみるのも、いいかもしれませんね。 また、ばらやラナンキュラスなどもいいのですが、読んでいる今が11月の下旬ともあって、実もののリースなどに強く心が惹かれます。ふと思ったのですが、春夏は、華やかに彩りを添え、秋冬はさみしげになればなるほど、真紅や緑が映えて、実ものに豊穣の気配とぬくもりを求める。それは自然からの贈り物でもありますが、人間の無意識の知恵で、折々に似合うものを添え、足りない物を補うことをしている。一年中、心や目が配れていれば、豊かさの円環が途切れることはないのです。よくできたものだと思いませんか? これって、京都の方だけのお力でしょうか?私は兵庫の生まれですが、季節のしきたりや設え、服装をやかましく言われて育ちました。花一輪も、それらとの調和があれば、きっとより楽しめるのでしょう。幼い頃は、 「そんなものかしら?」 って思ってきましたが、意外と大事なことを教わっていたのかもしれません。東京で暮らした年月が、人生のほとんどになってしまいましたけれど、こういう感覚は、京都の方を是非お手本にしてみたいものです。 そうそう、もしも、あなたが京都に旅をされるなら、この本の後半には、京都の花の名所を、花ごとに紹介してありますので、ご参考にどうぞ。お花屋さんに、いつどんな花が出回るのかの表も附されていて、とても親切。お花と一緒の暮らしが、始めやすくなると思いますよ。
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