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美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト
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美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト

稲庭彩和子(著者), 伊藤達矢(著者), とびらプロジェクト(編者)

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美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青幻舎
発売年月日 2018/10/23
JAN 9784861527005

美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト

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商品レビュー

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2022/06/25

借りたもの。 今まで「美術教育に力を入れる」ことが美術館と大学――教育機関――の使命だった。それがシフトし、地域コミュニティ――アートコミュニケーションの現場――として、取り組んでいく。その記録。 教養としてのアート、イノベーションを生むMFAの一環としてのアートとは異なる。 ...

借りたもの。 今まで「美術教育に力を入れる」ことが美術館と大学――教育機関――の使命だった。それがシフトし、地域コミュニティ――アートコミュニケーションの現場――として、取り組んでいく。その記録。 教養としてのアート、イノベーションを生むMFAの一環としてのアートとは異なる。 イベントを通して、地域や様々なバックグラウンドを持つ人々のコミュニケーションを促すきっかけとなる場を作ってゆく。 アート・コミュニケーター「とびラー」と呼ばれる美術館のサポーターではない(アートの専門家ではない)ボランティアが参加している。アートの専門家とも言える学芸員や美術の教授と共に運営していく。 まず、美術の知識を伝えるのではなく、「コミュニケーションのツールとしてアートを用いる」にシフトしている点から興味深い。 アートと人々との懸け橋を担う「とびラー」の養成についても紹介。「とびラー」はコミュニケーションのあり方やプロジェクト理念、実践的な活動場面を想定した講座を学ぶ。そして3年間の任期満了後に、それぞれの地域で自主的な活動を起こすことを見据えたゼミも開いている。 頭でっかちな美術教育ガイドではなく、何気ないクリエイターの面白エピソードやトークが人を惹きつけ、楽しさから美術への興味に繋がる…… モノを作るワークショップと言ったものだけでなく、聴覚障害者とともにワークショップ、地域にある複数のミュージアムとの連携でイベントを行った事例など。 明確なひとつの目的よりも、たくさんの「楽しい!」を体験するためのイベントに、提供する「とびラー」や美術館関係者のワクワクが伝わってくる。 読んでいて思い出したことがある。 子供のころ、箱根の彫刻の森美術館( https://www.hakone-oam.or.jp/ )で走り回りながら作品を鑑賞した事(宝探しの気分だった)、現場のワークショップで陶器に絵を描いたことが凄く良い思い出になった。 直接関係がなくても、そうしたものが、大人になった今に繋がり、私は美術好きになった。 私はこのプロジェクトの根底にあるものは、コミュニケーションの形成のためやアートの教育現場に限らず、様々な教育現場で興味を持ってもらうための布石となるものに通じているような気がする。 『とびらプロジェクト』 https://tobira-project.info/

Posted by ブクログ

2018/12/22

美術館との関わり方がこれから変わっていきそうな、希望というか期待というか。 とびラーには首都圏に住んでいないので応募できないけど、楽しんで頑張ってもらいたいと思う。 また首都圏に住んでいない人たちはどうしていったらいいか、考えれたらいいと思う。

Posted by ブクログ

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