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連鶴 祥伝社文庫
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連鶴 祥伝社文庫

梶よう子(著者)

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連鶴 祥伝社文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2018/10/12
JAN 9784396344658

連鶴

¥924

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2022/10/15

大政奉還後の桑名藩士が主人公。 この時期の桑名藩の難しい事情を軸に、藩士の兄と、商家に養子に出た弟の話。 この時期の桑名藩は、会津藩と共に、苦難に満ちている。幕末に京都守護職を務めた会津藩松平容保、京都所司代の桑名藩松平定敬。この兄弟が大政奉還後に、薩長側の標的にされたといってい...

大政奉還後の桑名藩士が主人公。 この時期の桑名藩の難しい事情を軸に、藩士の兄と、商家に養子に出た弟の話。 この時期の桑名藩は、会津藩と共に、苦難に満ちている。幕末に京都守護職を務めた会津藩松平容保、京都所司代の桑名藩松平定敬。この兄弟が大政奉還後に、薩長側の標的にされたといっていい。徳川慶喜は完全に恭順の姿勢であったために、振り上げた拳の下ろし先として格好であったからだろう。 舞台は江戸。この頃の江戸は、無頼の浪士が暴れている。のちに江戸市中取締を務める庄内藩他による薩摩藩邸焼き討ちに繋がる一連の挑発行為。 主人公兄弟とともに、登場する実在の人物も印象深い。桑名藩家老酒井孫八郎は、闊達な上司としてとても好印象。一方、苗字だけ出てくる印象的な人物の相楽は、後に偽官軍として薩長側に捨てられる赤報隊の相楽総三のことと思われる。 桑名藩分限帳と作中の登場人物と照らし合わせて答え合わせをするのも一興かもしれない。

Posted by ブクログ

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