商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/09/18 |
JAN | 9784086197342 |
- コミック
- 集英社
SKET DANCE(文庫版)(08)
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SKET DANCE(文庫版)(08)
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表紙のど真ん中を、NEWヒロインのサーヤが陣取り、バックに照れた表情で胸を隠す半裸のボッスン、目・耳・鼻の感覚を封じられて悶えているヒメコがいる ファンの私ですら、カオス、と感じてしまう表紙だ。ボッスンとヒメコが、とある事情で入れ替わっていると知らなければ、どういう状況だ、と首を...
表紙のど真ん中を、NEWヒロインのサーヤが陣取り、バックに照れた表情で胸を隠す半裸のボッスン、目・耳・鼻の感覚を封じられて悶えているヒメコがいる ファンの私ですら、カオス、と感じてしまう表紙だ。ボッスンとヒメコが、とある事情で入れ替わっていると知らなければ、どういう状況だ、と首を傾げるしかない しかし、同時に、サーヤの登場で、この『SKET DANCE』の質は上がった、と感じているのも事実だ。篠原先生の向上心、それの証明だろうな、サーヤは それでは、この(8)で印象に残った三話を紹介しますね 第127話「ビスケット・ダンス 楽しいおゆうぎ会の巻」 パロディシリーズの中でも、一番に人気があるんじゃないかな、と思っている 人気を獲りたいなら、女性化、動物もしくは子供を出せばいい、そんなセオリーもあるらしいが、あながち間違っちゃいないのかもしれない。幼稚園児になったボッスンら、冗談抜きで可愛い しかも、単に可愛さを振り撒いているだけでなく、無自覚で兄に依存していた弟の成長も描いており、本編とは違った深さがある 第130話「椿ダサTコレクション」 よりにもよって、この回!? もっと、いいのあるじゃん、と他のファンから呆れられそうだが、これは、どうしても譲れない。有体に言うと、『SKET DANCE』の[文庫版]が出る、と知った時から、もう一度、読み返したい、と思っていたコメディ回なのだ 全壊とまではいかないにしても、前巻で推した「椿と雛菊」編で魅せてくれた椿のカッコ良さが、ガラガラと瓦解していく、ダサさが突き抜けているTシャツによって。人間、誰しも欠点があってこそ親しみが持てるもんだが、ここまでの欠点で、しかも、それを自覚していないとなると、逆に優しい気持ちでスルーしたくなる 椿のTシャツ作りに対する愛と努力が空回りしている点も笑える一方で、兄の才能に衝撃を受け、若干の抵抗は感じながらも尊敬している点が良い。83pの4コマ目で、椿がボッスンに対して言い放っている台詞、これ、結構、グッと来るんだが、他の人はどうだったんだろう 第132~138話「修学旅行狂想曲」 やはり、他のファンまたは未読の人へお勧めするとなったら、このシリーズは外せない 先にも書いたが、サーヤの登場は、本当に、ストーリーも人間関係も面白くし、作品としての質を一層に高め、篠原先生を成長させたんじゃないだろうか 学生生活の三大イベントの一つである、修学旅行を単に楽しいだけの旅行にしないのが、篠原先生。ここで、学園ドラマでお約束の「男女入れ替わりトラブル」をブッ込んでくるのが、さすが。当時、篠原先生を担当していた編集者さんは、ネームを見せられた時、かなり驚きつつも、この先生の担当で良かった、と本気で思ったんじゃないかな ヒメコとサーヤは、どちらも、ボッスンに助けてもらって、自分を受け入れ、自分を変える事が出来た。恩人であるボッスンに対し、二人が淡い恋心を抱く事は、ごく自然な事。名作と評せる少女漫画の恋愛ドラマに匹敵する展開に、篠原先生は何でも書けるんだな、と尊敬した 名シーンは多いが、個人的に、このシリーズで、最もグッと来たシーンは、第137「修学旅行狂想曲―⑥」で、スイッチがサーヤの腹を括っている表情を見て、その覚悟を悟って、妨害しない事に決めた所。スイッチ本人が、大きな失敗により、恋に対して臆病になっているからこそ、自分の素直な気持ちと向き合おうとしている、勇気ある人に敬意を表すんだろな この台詞を引用に選んだのは、ボッスンの人間力、高いなぁ、と素直に思えたので 決め顔ではなく、ごく普通の顔で言っているのだから、まるで嘘臭くない 一生懸命に頑張る人を応援し、手を貸し、導くのは、彼にとっちゃ、到って当たり前の事 だからこそ、ボッスンは大勢の人に、安形とは違った形で慕われているんだな 彼が頑張るからこそ、友達も当たり前のように力を貸してくれる 友情パワァこそが、青春の活性剤だ
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