商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/09/13 |
JAN | 9784163908960 |
- 書籍
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ドッペルゲンガーの銃
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ドッペルゲンガーの銃
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商品レビュー
3.3
19件のお客様レビュー
駆け出し高校生推理作家の灯里が、小説のネタを求めて真面目ポンコツエリート警察官の兄に無理矢理付き添って不可思議な謎がある事件に挑む連作中篇集。密室の土蔵に現れた死体、東京の端と端で同時刻に使用された銃、雪の日の離れでの自殺者の違和感といった王道な謎に驚愕度はないが現実味のあるしっ...
駆け出し高校生推理作家の灯里が、小説のネタを求めて真面目ポンコツエリート警察官の兄に無理矢理付き添って不可思議な謎がある事件に挑む連作中篇集。密室の土蔵に現れた死体、東京の端と端で同時刻に使用された銃、雪の日の離れでの自殺者の違和感といった王道な謎に驚愕度はないが現実味のあるしっかりした解が示させるのは安定感ある。(雪の日の離れの真相はちょっと無理があるか)事件の為に無理矢理首を突っ込む姿勢がどうも強引な灯里にちょっと好感持てなくここが残念。各事件を元にした話へのドSな編集者が出す駄目出し、すいません私もそっちの方が好みだわ、と頭掻いてしまった。
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倉知淳の作品を久々に読了。 星振り山荘のイメージが強く本格ミステリーを期待したが、ライトなさくふうで読みやすく少し笑える作品。 全ての登場人物にクセがあり、灯里と大介のペアは今までのミステリーに登場するセットの中で上位に入るくらい魅力的だった。 作中のお約束がいくつかあるがそいっ...
倉知淳の作品を久々に読了。 星振り山荘のイメージが強く本格ミステリーを期待したが、ライトなさくふうで読みやすく少し笑える作品。 全ての登場人物にクセがあり、灯里と大介のペアは今までのミステリーに登場するセットの中で上位に入るくらい魅力的だった。 作中のお約束がいくつかあるがそいったところも楽しく読むことがでた。 基本的にはライトなミステリーもすきなのだが、この時期は丁度重たいミステリーを読みたいタイミングだったので。巡り合わせが悪かったなあ(笑)
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ミステリ中編集。どれもこれもが不可解な謎、なのだけれど、解ってみるとそのトリックはどれもがとーってもシンプル極まりありません。でもなかなか解けません。「翼の生えた殺意」だけ辛うじて……8割くらいは解けたかな、という感じでした。 創作に行き詰まる女子高生ミステリ作家の妹と、エリート...
ミステリ中編集。どれもこれもが不可解な謎、なのだけれど、解ってみるとそのトリックはどれもがとーってもシンプル極まりありません。でもなかなか解けません。「翼の生えた殺意」だけ辛うじて……8割くらいは解けたかな、という感じでした。 創作に行き詰まる女子高生ミステリ作家の妹と、エリートキャリア刑事だけれどポンコツの兄。これは当然妹が探偵役として謎を解き明かすのだろう、と思って読んでいたら……え、何その展開。この事態が一番ミステリかもしれません。まさしく現象なのか症状なのか……でもどっちでもいいや、なんか楽しいから。 お気に入りは表題作「ドッペルゲンガーの銃」。これ、よくよく考えてみれば何のためのトリックだったのか、ってのがポイントだったのですね。そこに気が付いてみれば……いや、それでも解けないか(苦笑)。
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