商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 鹿島出版会 |
発売年月日 | 2018/09/08 |
JAN | 9784306046689 |
- 書籍
- 書籍
コミュニティによる地区経営
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
コミュニティによる地区経営
¥2,750
在庫あり
商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
本書は、わが国の人口減少に対応するため、政府が進めるコンパクトシティ政策の対抗案として、住民による地区の管理(CMA)を提言している。 CMAとは、住民が住みよい地域をめざして地域空間の運営と管理を長期にわたっておこなうために設立する組織である。 今後、CMAが活躍する分野は無限...
本書は、わが国の人口減少に対応するため、政府が進めるコンパクトシティ政策の対抗案として、住民による地区の管理(CMA)を提言している。 CMAとは、住民が住みよい地域をめざして地域空間の運営と管理を長期にわたっておこなうために設立する組織である。 今後、CMAが活躍する分野は無限だ。本書は、丸亀商店街や柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)の取り組み事例をはじめ、地域単位で安い電力を購入する事例など、CMAの可能性について、多くの先進事例から言及している。 ただ、少し本書の残念なところは、各事例において、CMAの主人公たる住民の声がほとんど掲載されていないことだ。 もう少し、各事例のページ数を割いて、それぞれCMAの主人公が何を考え、どのような課題に直面し、そして今後どうしていきたいのかという「現場の声」を聞きたかった。 ただ、本書は、様々な観点からまちづくりを学ぶことができ、読み応え十分だ。 本書は、今後のまちづくりリーダーとなる住民一人ひとりにとって、必読書となることだろう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人口減少社会の解決策としてコンパクトシティ政策の限界を示し、CMA community management association 地域経営組合の可能性について具体像を描こうとしている本。 マンション管理組合の組織からの展開や地域内の循環居住によるコミュニティ形成の提案、地域包括ケアとの連動、二地域居住やサステイナブルタウン等の都市経営、コミュニティコンビニ、カフェ、空き家再生という小さな動きまで、現実的な発展へつなげようというメッセージを感じる。
Posted by