商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2018/08/25 |
JAN | 9784309027203 |
- 書籍
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愛すること、理解すること、愛されること
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愛すること、理解すること、愛されること
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
四人、五人か。五人全員の行動がなんだか軽薄で、苛立たせられたのはさすが李さんかなと思いながら読みました。中盤からは会話の応酬によって、嫌悪を示し、攻撃しながらも敵意は出し切らない、みたいな煮え切らなさが、またもやもやします。生ぬるい言葉だから、相手までに届かずに、結局は自分自身を...
四人、五人か。五人全員の行動がなんだか軽薄で、苛立たせられたのはさすが李さんかなと思いながら読みました。中盤からは会話の応酬によって、嫌悪を示し、攻撃しながらも敵意は出し切らない、みたいな煮え切らなさが、またもやもやします。生ぬるい言葉だから、相手までに届かずに、結局は自分自身を傷つけているような気がしました。愛の結果としての生命の扱い方ですが、愛をうつくしいものとしてでなく、限りなく現実的に残酷に描写してあると思います。 ほんとうに、李さんの作品は、こう、心にずん、とくるものがありますね。
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- ネタバレ
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【内容】 陶芸サークルに所属していた4人組(現在は、夫婦1組とカップル1組)が、自殺した後輩の妹から別荘に招かれる。影の薄かった後輩とは裏腹に、後輩の妹は美人で意志が強く、気立ても良い。彼女がどうして4人と会いたがったのか。彼女の存在が、その後の4人にどんな影響を与え、変化をもたらせたのか。スピーディーな会話劇で構成されている。 【感想】 会話劇が読みにくいの、なんのって。 唯一の関西弁の光介のセリフだけはわかるけど、残りの標準語3人組からは読み解くのが難しい上、地の文ですら主人公が不安定で、何回か戻って読み直した。 内容も、あらすじを読んだ限りだと、4人に恨みがあったり、個人的に誰かと繋がってたり、とかいろいろ期待しながら読んだが…なーんにもなかった。 涼子と純吾がくっつくのはあからさまだったし、ノノって名前をつけるのも浮世離れしてるし(もし、片仮名のノノさんが実在していたらごめんなさい) 3部でそれぞれ立場や環境が変わって、第一印象と異なっていくのは面白かった。それだけの感想。
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引き込まれて一気に読んだ。 登場人物がそれぞれ個性的でおもしろい。 P63 「子供は作んないでください。お二人はそれで、そんな感じの馴れ合いの、閉じられた関係性の夫婦でいいかもしれないですけど、そこに産み落とされる子供がもしこの先、出てくるとすれば、それはあまりにも、惨すぎる。...
引き込まれて一気に読んだ。 登場人物がそれぞれ個性的でおもしろい。 P63 「子供は作んないでください。お二人はそれで、そんな感じの馴れ合いの、閉じられた関係性の夫婦でいいかもしれないですけど、そこに産み落とされる子供がもしこの先、出てくるとすれば、それはあまりにも、惨すぎる。毎日こんな罵り合い、しかも両親のを聞かされるなんて逃げ場ないし、いやあ、いや、不妊治療なんかすぐ止めてください。お願いします」
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