商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青幻舎インターナショナル/青幻舎 |
発売年月日 | 2018/09/01 |
JAN | 9784861526848 |
- 書籍
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はじめての絵画の歴史
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はじめての絵画の歴史
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
この本の存在は知ってたけど、ホックニーが著者の一人だとは知らなかった。古今東西のあらゆる絵画を挙げていて、視線や光の捉え方、遠近法などなど、この世界の見え方を画家がどうやって表現してきたかが楽しめる。 遠近法が正確じゃない絵も迫力があって好きかも。
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同名タイトルの本を読む気でいたけど、図書館の蔵書にあった絵本版が気になったので借りてみた。 絵本と言いながらも文字数は多いが、結果こちらスタートで正解だったかも。 デイヴィッド・ホックニー氏(世界的な現代芸術家らしい。恥ずかしながら読むまで知らなかった…)とマーティン・ゲイフォ...
同名タイトルの本を読む気でいたけど、図書館の蔵書にあった絵本版が気になったので借りてみた。 絵本と言いながらも文字数は多いが、結果こちらスタートで正解だったかも。 デイヴィッド・ホックニー氏(世界的な現代芸術家らしい。恥ずかしながら読むまで知らなかった…)とマーティン・ゲイフォード氏(芸術評論家)が「絵」の歴史について、各章のテーマに沿って対談する。 対談であると同時に、テーマに沿った名画と鑑賞するポイントを探っていくという、まるでワークショップのようなスタイル。 巻末には用語集や絵にまつわる発明品の(これまたラブリーな)年表が掲載されている。 ホックニー氏らが示す鑑賞ポイントも、独特というか芸術家ならではだ。 「絵の中で物語を物語るのに、空間をどう使うのか」「筆やペンでつけた”しるし”を、どうやって人間や物のように見せるのか」 背景(絵の意味や描かれた理由)よりも、表面(絵の中に何が見えるか、どんな方法で描いたのか)を鑑賞せよってことか。 ホックニー氏も、自らのアート活動のほかに先人の芸術家はどのようにして名画を描き上げたのかを研究してきたという。 確かに自分も、美術展では背景を考えようとする傍ら表面も知ろうと絵を覗き込んでいる。それで分かった試しは微塵もないが、こうして芸術家と美術館内の絵を見て廻ったらきっと見る目も変わっていくんだろうな。 落書き程度の絵を描く自分としては、“しるし”の話がそそられたかも。 ここでの“しるし”とは筆やペンでつけた線やシミのことで、そこから対象をどのように完成させていくのかを紹介する章がある。 13世紀中国の僧が描いた柿の絵は驚異的だった。使ったのは墨一色で筆を動かした回数も少ないのに、6つの柿をそれぞれ見事に描き分けている。 他にも壁の模様や傷といった既存の”しるし”から風景や人物を連想、そのまま作品にしたダヴィンチの例も取り上げられている。全ては小ぶりの点や線から始まっており、上手く活用すれば僅かな“しるし”だけで立派な絵が描ける。 巷の絵師達による綺麗すぎるデッサン画を見て自信を無くしていたけど、別に下書きからしっかり表そうとする必要はないんだと心強い気になれた。 本書が指し示す「絵」には写真や動画も含まれる。 (「絵」と)カギ括弧が付いている意味が分からずにいたけど、要は静止画像全般を指している。思えば動画も静止画像が連続しているから動いて見えるのであって、所詮「絵」であることに変わりはない。 「ぼくたちはみんな、自分なりの見方で『絵』を見ている。いろんな見方ができるのが『絵』のすばらしいところだし、だからこそ、ぼくも『絵』を作り続けているんだ」 今回は本書で紹介された鑑賞ポイントという「見方」を得た。 それらを足がかりとして、相手(「絵」)の生い立ちや地位よりも、まずは外貌に着目してあげる。「光の当たり方が綺麗!どうやって表したの?」といった風に。
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カラフルな図鑑のような楽しい本。 絵が好きな人、絵の見方を知りたい人におすすめ。 ただ絵を見るんじゃなくて、こんな視点の見方もあるよ、と教えてくれる。 有名なものや特徴的な絵に焦点を当て、その手法や着目点をわかりやすく解説してくれる。 絵、写真、映画、スマートフォンーーー、時代...
カラフルな図鑑のような楽しい本。 絵が好きな人、絵の見方を知りたい人におすすめ。 ただ絵を見るんじゃなくて、こんな視点の見方もあるよ、と教えてくれる。 有名なものや特徴的な絵に焦点を当て、その手法や着目点をわかりやすく解説してくれる。 絵、写真、映画、スマートフォンーーー、時代とともに変わっていく絵画を取り巻く環境。 生き残った「絵」について考えたくなる、そんな一冊でした。
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