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裏口からの参戦(下) ルーズベルト外交の正体 1933-1941
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裏口からの参戦(下) ルーズベルト外交の正体 1933-1941

チャールズ・カラン・タンシル(著者), 渡辺惣樹(訳者)

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裏口からの参戦(下) ルーズベルト外交の正体 1933-1941

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2018/08/23
JAN 9784794223494

裏口からの参戦(下)

¥4,180

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2019/07/26

サヨクは「歴史修正主義」という言葉をお得意のレッテル貼りで悪い意味として使うが、「意図的な誤用」である。 本書は「通説と思われている歴史の解釈を多角的な視点から検証する」正しい意味での歴史修正主義であり、思想的な含みはまったくない。 枢軸国の要人は東京とニュルンベルクで「平和...

サヨクは「歴史修正主義」という言葉をお得意のレッテル貼りで悪い意味として使うが、「意図的な誤用」である。 本書は「通説と思われている歴史の解釈を多角的な視点から検証する」正しい意味での歴史修正主義であり、思想的な含みはまったくない。 枢軸国の要人は東京とニュルンベルクで「平和に対する罪」という恣意的な罪状により「戦争犯罪人」として裁かれたが、本当に「平和に対する罪」で裁かれるべきは誰だったのか。 本書では「裁判はワシントンで開かれるべきだったかもしれない」と皮肉を述べているが、第二次世界大戦とそれに続く冷戦、世界中の民族紛争を引き起こした真犯人はヒトラーでも東條でもなくウィルソンとFルーズベルト、そして彼らを唆したハルやスティムソンであり、まんまと逃げおおせた黒幕がコミンテルンであることが数多くの証拠を元に論証されている。 アメリカ国民の生命や経済的な利得、国外での戦争に反対する世論を無視して「日本嫌い」という感情に流されて最悪の意思決定をしたハルも許しがたいが、すべての元凶はウィルソンにある。 大国アメリカが第一次世界大戦のパワーバランスにどんな影響をもたらすかも考慮せず、「世界平和」などというお花畑思想に浮かれて参戦したあげくにドイツを破滅させ、ドイツにしてみれば正当な復讐を恐れる英仏に過大な期待を抱かせて現実的な妥協案を葬り、あげくに諸悪の根源であるソ連にいいように踊らされた愚か者、ウィルソンとFルーズベルトはまさに史上最低最悪の大統領である。 ヒトラーの「民主主義は必ず腐敗する」という言葉をまったく笑えない。 もしもアメリカが第一次世界大戦に参戦しなかったら、ドイツは敗北するにせよヴェルサイユ条約ほどのペナルティは負わされなかったはずである。勝者も損失に見合う利得はなく、跡継ぎのないハプスブルク帝国は遠からず自壊しただろうが、オーストリア、チェコ、ポーランドとドイツの間に国境問題は生じなかっただろう。 賠償金によるドイツ経済の破綻がなければヒトラーに不満のはけ口を求めるドイツ国民も少数派にとどまり、ナチスの主張もユダヤ人排斥とアルザス・ロレーヌの返還程度にとどまる、在特会のようなポジションで終わったかもしれない。 日本が南洋諸島を譲り受けなければ太平洋で日米が対峙することもなく、満州国が極東での防共拠点かつ唯一治安が保証された経済圏として発展すると、アメリカにとっては日本に防衛費を負担させつつ、対日対中貿易で利益を上げる戦後日本のような立場を得ることができた可能性もある。 英仏独が力の均衡を保ってにらみ合う中、東欧・中欧・北欧・バルト海諸国に食指を伸ばそうとするスターリンのソ連は米英日独仏伊を敵に回して自滅する。 日米が関知しない状況での毛沢東と蒋介石の内戦は共倒れに終わり、日本の延長として発展する満州国、英仏経済圏としての東南アジアに囲まれる南米のような地域となり、ブラジルやアルゼンチンのような国になる... 半島民は一段低く見られる日本を嫌がって満州方面に移住し、かつての主人に対して下克上気分を満喫する... もしかしたら現代よりマシな世界ができていたのかもしれない。

Posted by ブクログ

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