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「混血」と「日本人」 ハーフ・ダブル・ミックスの社会史
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「混血」と「日本人」 ハーフ・ダブル・ミックスの社会史

下地ローレンス吉孝(著者)

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「混血」と「日本人」 ハーフ・ダブル・ミックスの社会史

3,520

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2018/08/23
JAN 9784791770946

「混血」と「日本人」

¥3,520

商品レビュー

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2021/06/16

TBSラジオ「週末ノオト」に出演していた筆者の話を伺って借りてみました。がっつり学術論文だったのでずいぶん飛ばし読みしたけれど、「混血児」「ハーフ」と呼ぶことにあらわれる「日本人」の潜在意識が浮かび上がるようで、はっとさせられる部分が多かった。 「どこ出身」「日本語上手いね」と...

TBSラジオ「週末ノオト」に出演していた筆者の話を伺って借りてみました。がっつり学術論文だったのでずいぶん飛ばし読みしたけれど、「混血児」「ハーフ」と呼ぶことにあらわれる「日本人」の潜在意識が浮かび上がるようで、はっとさせられる部分が多かった。 「どこ出身」「日本語上手いね」といった言葉に現れるのは、「日本人はこうであるべき」という意識的/無意識的なカテゴライズが行われているから。ではその日本人とは何か?と問いかけられると、考えるほどわからなくなるもののような気がしてくる。逆に外見に「外国人らしさ」が見当たらないアジア系のミックスの人に対しては「えー本当に?」という人も多いという。相手が「ハーフ」であると途端に低くなる遠慮の壁。インタビュー部分は読んでいて辛くなる部分も多かった。混血児問題→メディアにおける「ハーフ」イメージの刷り込み、西欧文化への憧れという、色々な歴史的文脈が時系列に分析されていて興味深かった。 海外で自分が「アジア人」にカテゴライズされ、不快な思いもし、また逆にブラジルの道を歩いている時に地元の人が自分を当然ブラジル人だとして応対してくれる不思議な感覚を味わったこともある。その後、図らずも日本で外国籍人口の多い地に住むことになり、人種差別の実態を目の当たりにして驚くことが多い。BLMの関連で日本に人種差別問題がないと言っている人がいて、いやいやそれは単にアフリカ系人口が少ないと言っているだけでは?という煮え切らなさを感じていたが、この本を読むとその差別の実態というか複雑さ、「悪気はない」言説までにも含まれる「人種」意識のようなものが明らかになるようで興味深かった。もちろん日本が歴史的背景をぶっ飛ばしてフラットな社会になるべきというのは無理な話だと思うが、相手が誰であれ想像力を欠かずにコミュニケーションすることが重要なのだろうなあと思った。下手な感想だが。

Posted by ブクログ

2018/10/20

2018.10.20市立図書館 ラッキーなことにあまり待たずに順番がまわてきたけれど、二週間ではとても読みきれず…またご縁があるときに続きがよめますように。

Posted by ブクログ

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